落ち着く時間 K.Takahira_01_★ ページ46
「はあ...」
定時で帰ろとしたら仕事が進んでない後輩の姿が目に止まって手を差し伸べた。
え〜、助けてくれるなんてさすが先輩♡なんて言ってたけど絶対悪気ない感じだったよな...。
なんなら一緒に手伝ってくれた私の同期の男性社員にはワントーン高い声でお礼言ってたし。
「会社行きたくないなー...」
最寄りの駅で電車を降りてそのまま近くのコンビニに向かった。
カゴを持って溜まったストレス発散するようにお酒の缶を入れていく。
つまみを夜ご飯用に少し多めに入れてお会計を終えてコンビニを出た。
その時に自分のスマホがブーと震えたのがわかった。
私は特に気にせずスマホのアプリを開いていた。
直樹先に邪魔してるぞー
「あっ...」
この前デートした時に彼氏の直樹に合鍵を渡していたのをすっかり忘れていた。
よりよってこんな日に家に来ているのかーなんて思いながら疲労が溜まった体を引きずって家に帰った。
------
--
-
「ただいま...」
『お、やっと帰って来た...って何その表情』
「ごめん...今は構ってらんない」
私は早くこの窮屈なスーツを脱いで楽になりたかったから急いで寝室に向かう。
ベッドには綺麗に畳まれた部屋着が置いてある。
あれ？私こんなとこ畳んで置いといたっけ？
私は部屋着に急いで着替えてリビングに戻る。
「直樹ー」
直樹は私が買ったおつまみを温めたり缶チューハイを注ぐコップを用意してくれていた。
『もうすぐこれで全部温め終わるから飲み物入れといて』
「あ、ありがとう」
「あとさ、部屋着畳んで置いといてくれたのって直樹？」
『あーなんか雑にベッドに置いてあったからちょっとだけ整えといた』
こっちを見ないで話してくるけど直樹の見えない優しさが嬉しくて抱きつきにいく。
『ちょっ、あぶねーだろ』
「...えへへ」
『俺お腹空いててまじペコペコなんだよ』
「ちょっ、私が買って来たんだからね！」
『おつまみチャーシューもーらい！』
さっきまでのイライラしてた後輩のことも直樹が全部忘れさせてくれる。
落ち着く時間 K.Takahira_02_★→←いつの日か振り向いてくれたら T.Ishi_03
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 266人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まるまる(プロフ) - まゆゆんさん» お返事遅くなってしまってすいません！自分なりに日常系の甘々で多田さんのお話を作ってみました！よろしければVol.4の方で読んでみてください😊 (2022年10月24日 0時) (
レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - リクエストすみません💦トット多田さんで甘々なカップルの日常ってかけますか？お願いします🙏🥺 (2022年8月31日 11時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - 高比良さん書いてくれてありがとうございました！！なおき優しすぎ！めっちゃよかったです♡ (2022年8月25日 4時) (レス) id: 70c0272d2f (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - しほさん» リクエストいただきありがとうございました！甘々具合が微妙になってしまったのですが読んでいただけると嬉しいです🙇♀ (2022年8月25日 1時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - リクエスト失礼します。ひたすら甘々で主人公のことが大好きすぎる令和ロマンくるまさんの話が読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年8月21日 23時) (レス) id: 70c0272d2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるまる | 作成日時：2022年7月14日 1時
