助っ人 K.Takahira_02_★ ページ22
出番終わりにだっ広い部屋の端で新ネタを考えていたら
『はい』
くるまがアイスカフェラテを置いてきた。
「えっ今日貸してないじゃん」
『まあまあ、前借り分だよ』
「意味わからん」
「じゃあ俺は帰るけど帰り道気をつけろよ』
「あっうん」
そう言って部屋から出ていった。
その後ろ姿を見守ってくるまがくれたアイスカフェラテを飲む。
いつもと変わらない味でホッと一息つく。
そういえば知り合ったばかりの時に一緒にコンビニに寄った帰りによく買ってたなーなんて思い出す。
『ガムシロ3個ってそんな入れたら甘すぎじゃね』
「いやいや甘さを感じないカフェラテなんてカフェラテじゃないから」
その時にはふーんとしか返事してなかったのに...。
「いつもの味...」
あいつが買ってくるアイスカフェラテもそういえば私が買ってた時と同じ味がする。
そう考えると一人で恥ずかしくなってきて私はまたネタを作り始めた。
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外を見てみると結構暗くなっていて後輩の女芸人たちが
最近不審者が出てるみたいな話をしていたのを思い出した。
ただいつもパンツにTシャツの服装が多い私だから一見、男に見えそうだし大丈夫だろうと思っていた。
「やべ、意外と電車ギリギリじゃん」
私は時間を見ないでネタを作っていたから時間が深くなっているのに気づかず
急いで持ち物を持って劇場を出た。
「ん...？」
急ぎ気味で歩いていたけど自分のとは違う足音も聞こえる。
あの話を思い出して少し体が硬直するけど不自然にならないように少し小走りで歩く。
この道はしばらく一本道で街灯も少ないから早めに通り抜けよう、そう思っていたら急に腕を掴まれる。
「...！！」
驚いて振り返るとフードをかぶっていて表情が見えないけど明らかに男の人の握力で冷や汗が止まらない。
「ちょっ..！誰か...」
そう声を出そうとした瞬間に路地裏に引っ張られて思わず尻餅をつく。
その人はゆっくり私に近づいてくる。月明かりで少しだけ見えた表情がうっすら笑みを浮かべている。
私は怖くて震えが止まらず声も出すことができなかった。
『おい、何してんだよ』
フードの男が焦って後ろを振り向くと別の男性が立っているのが男ごしに見えた。
『警察呼んであるからもうすぐここに来るけど』
「...ちっ！」
フードの男は急いでその場から立ち去っていった。
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まるまる(プロフ) - まゆゆんさん» お返事遅くなってしまってすいません！自分なりに日常系の甘々で多田さんのお話を作ってみました！よろしければVol.4の方で読んでみてください😊 (2022年10月24日 0時) (
レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - リクエストすみません💦トット多田さんで甘々なカップルの日常ってかけますか？お願いします🙏🥺 (2022年8月31日 11時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - 高比良さん書いてくれてありがとうございました！！なおき優しすぎ！めっちゃよかったです♡ (2022年8月25日 4時) (レス) id: 70c0272d2f (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - しほさん» リクエストいただきありがとうございました！甘々具合が微妙になってしまったのですが読んでいただけると嬉しいです🙇♀ (2022年8月25日 1時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - リクエスト失礼します。ひたすら甘々で主人公のことが大好きすぎる令和ロマンくるまさんの話が読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年8月21日 23時) (レス) id: 70c0272d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年7月14日 1時
