アップルパイは何の味？ HigashiBukuro_03 ページ12
一応それなりに身なりは綺麗にしてお見合いに挑んではきたけど...
「よ、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
こういう場の緊張感がすごく苦手で何を話していいのかわからなくなる。
「AさんはOLをやられてるんですか？」
「は、はい」
「将来もし結婚するとしてもお仕事は続けたいと思ってますか？」
「そうですね...仕事自体は好きなので」
「本当にお仕事がお好きなんですね」
そう言ってお見合い相手の健二さんはニコッと笑ってくれた。
ここ最近は宜隆しか男性は話していなかったからこうして全然違った男性とお話するのも悪くなかった。
でもどうしてだろう。
宜隆の方が不器用でバカみたいに欲にまっすぐで、それに私は散々振り回されてきたはずなのに。
やっぱり私は彼がいいと思ってしまう__。
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「すいません...わざわざ会ってくださったのに」
「いえいえ、僕は楽しかったです。Aさんとお話ができて」
あれから食事をしながら話して何もなくお別れをした。
また母親に怒られちゃうな...。
そんなことを考えていると
『A...！』
ここにはいないはずの人の声がして驚いて後ろを振り返る。
「宜隆...」
そこには複雑な表情を浮かべた宜隆が立っていた。
『なあ...なんで俺の連絡何も返してくれへんねん』
「それは...」
『...あいつと付き合うんか』
どうして知っているんだ、私がここにいることを。
「宜隆には関係ないでしょ！」
『...関係あるわ』
「えっ...？」
『お前があんなやつと結婚するなら俺が許さん』
「そんなの選択するのは私の自由でしょ...！」
そう言うと宜隆は黙ってしまう。
「あんたには私以外にも遊ぶ女の子たくさんいるじゃん...私はもうちゃんとしなきゃいけない年齢なの」
「自分のことに宜隆を巻き込みたくないの...」
『もう...戻れへんのか』
「えっ？」
『あの時みたいにお前の好きなもん食ったりベランダで一緒にだべったりできひんのか』
「それは...」
『俺はそんな風に過ごせるのはAだけなんや』
『一緒におってくれ...こんな俺かもしれんけど』
きっと彼の精一杯の告白なんだろう。
「責任とってくれなかったらただじゃおかないから」
そう言うとおう、と笑って返してくれた__。
こんな時だから Lily_01_★→←アップルパイは何の味？ HigashiBukuro_02
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まるまる(プロフ) - まゆゆんさん» お返事遅くなってしまってすいません！自分なりに日常系の甘々で多田さんのお話を作ってみました！よろしければVol.4の方で読んでみてください😊 (2022年10月24日 0時) (
レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - リクエストすみません💦トット多田さんで甘々なカップルの日常ってかけますか？お願いします🙏🥺 (2022年8月31日 11時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - 高比良さん書いてくれてありがとうございました！！なおき優しすぎ！めっちゃよかったです♡ (2022年8月25日 4時) (レス) id: 70c0272d2f (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - しほさん» リクエストいただきありがとうございました！甘々具合が微妙になってしまったのですが読んでいただけると嬉しいです🙇♀ (2022年8月25日 1時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - リクエスト失礼します。ひたすら甘々で主人公のことが大好きすぎる令和ロマンくるまさんの話が読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年8月21日 23時) (レス) id: 70c0272d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年7月14日 1時
