ちょっかい S.Moriyama_03 ページ13
その声に遠くにいた盛山さんも気づいた様子でこっちをちらっと確認していた。
「あっ...ちょっと小道具作ってたらハサミで切っちゃって」
「お前ちゃんと絆創膏とか貼らないとあかんやんけ！傷が残ったらどうすんねん...」
そう言いながらリリーさんは近くにいたスタッフさんに救急箱を持ってきてもらうように頼んでいた。
「とりあえず手当するから」
「だ、大丈夫ですよ！自分でできますし！」
「ケガ人は甘えなさい」
そう言ってデコピンされた。
「いって...！」
空いている楽屋でスタッフさんが持ってきてくれた救急箱から
消毒液と絆創膏を取り出して手当してくれるリリーさん。
「なんでもっと早く言わんかったん？」
「言いました...！盛山さんに...でもそんなのツバつけとけば治るっていって聞いてくれなかったから...」
それを聞いてほんまあいつは...と眉間にしわを寄せているリリーさん。
「...盛山さんはきっと私のこと女の子だと思ってないんですよ」
「えっ？」
「おちょくってきたり意地悪ばっかりしてきますし」
「私は盛山さんのこと、異性として見てるのに...」
「いや、あいつもAのこと異性として見てると思うで」
「いやいや...そんなわけないですよー」
「まあそれは本人に確かめてみな」
よし、と言って傷跡に絆創膏を貼ってくれた。
「ありがとうございます...！」
「もう無理したらあかんからな」
リリーさんに手当てしてもらって楽屋から出ようとすると
入り口の目の前に盛山さんがいた。
「わっ...びっくりした...どうしたんですか？」
『いや別になんでもあらへん...』
「うそつけ、俺とAがここの楽屋に入るの見えて出てくるの待ってたんやろ」
『ち、ちゃうわ！そんなストーカーみたいなことするか！』
「じゃあなんでここにおるのわかったん？」
『そ、それは...』
そう言って頭をガシガシ掻きながら俯く盛山さん。
「心配やったたんならそうやって言えよ」
ったく、と悪態をつきながらその場から去っていくリリーさん。
『...大丈夫なんか』
「は、はい」
『まあ傷もんになったら俺がもらったるから』
そう言って頭を強めに撫でてくる盛山さん。
「も、もう！」
そう反論したかったけど不器用なそんな言葉に不覚にもドキドキしていた__。
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to be continued...？
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がー(プロフ) - ありがとうございます、！！ゆっくりで大丈夫なので楽しみにしてますね！！ (2022年7月14日 1時) (
レス) id: 119bcec416 (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - まるまるさん» わざわざすみません！！ありがとうございます！いつまでも待ちますし、後回しになっても大丈夫ですので、気軽に待たせていただきます！ (2022年7月14日 1時) (レス) id: db6601ed95 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - うたさん» リクエストいただきありがとうございます...！私自身奥田さんに詳しくないので少し情報を集めて小説を書きますのでお時間がかかってしまうかもしれませんが気長にお待ちいただけると幸いですm(_ _)m (2022年7月12日 22時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - がーさん» ありがとうございます...！リクエストもいただきありがとうございます。必ず書かせていただきますので少々お待ちいただけると幸いです(´∀｀*) (2022年7月12日 22時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - もしお時間ありましたら、ガクテンソクの奥田さんのお話書いていただけたら嬉しいです！！ (2022年7月11日 23時) (レス) id: db6601ed95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年6月16日 1時
