十話【プロヒーロー】 ページ10
＊＊＊
『…………』
──さすがは雄英高校。
歩けば歩く程、プロヒーローがチラホラと視界に映る。
……酷く不愉快なものだ。
すぐにでも動けないようにしてやりたいが、今は我慢だ。
死柄木に言われた通り、まずはヒーロー科の生徒と接触。
そして情報を収集する。
Mr.「！……ありゃ、プロヒーローの
コンプレスの目線を追うと、そこには捕縛布で口元を隠した男がこちらに向かって歩いていた。
『確か個性は抹消だよね。目を合わせなければ問題ないだろうけど……』
Mr.「それが厄介なんだよ。あいつ一人ならともかく、プロヒーローが複数人集まると、一気に面倒になるからな」
『──
嘲笑うかのようにそう言うと、彼は心底驚いたような表情を浮かべた。
Mr.「おいおい……。急に名前呼びなんて反則だろ……。いつからそんな子になったの〜？」
手を口元に当てながら照れる彼を見て、思わず私は笑みを溢す。
『だって名前で呼ばないとバレちゃうでしょ？』
ニヤリと笑うと、彼は少しだけ頬を赤らめていた。
意外にも照れ屋なところが少し可愛いなと思えてしまう。
Mr.「まぁそうなんだけどね〜。君のそういうとこ、俺好きだわ」
『あっそう。別に嬉しくないわ』
Mr.「素直じゃないな〜」
コンプレスが私の頭をポンッと叩く。
ふざけるのもここまでにして、そろそろヒーロー科の生徒と接触しようか。
……と、思っていた矢先だった。
緑谷「あ、あの！」
『！！！』
突然後ろから声をかけられて振り向くと、そこには見覚えのある少年の姿があった。
…………緑谷、出久……！
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クロノト(プロフ) - 何かヤンデレじみてんな轟(弟) (2022年11月21日 21時) (
レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
光音@出戻り(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(^^) (2022年11月3日 12時) (レス) @page9 id: dc1c2b938b (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 荼毘がすぐ登場していて嬉しかったです！続きが楽しみです♪ (2022年11月3日 7時) (レス) @page1 id: b9490dab21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光音@出戻り | 作成日時：2022年10月26日 20時
