九話【同行】 ページ9
＊＊＊
──国立雄英高等学校。
Mr.「おー。思ったより人多いな」
『……そうだね』
雄英文化祭当日。
私は何故か、コンプレスと行動していた。
どうしてこうなったかと言うと……。
＊＊＊
荼毘「──駄目だ。お前一人じゃ何やらかすかわからねぇ」
『はぁ？あのさ、私一人でも大丈夫だってさっきから何回も言ってるよね？』
荼毘「駄目だって言ってんだろ。そこまで言うなら俺も連れて行け」
トゥワイス「いやいやいや、それはダメだろ！お前が行ったら絶対にバレる！」
トガ「そうですよ。荼毘くんが行くぐらいなら私が行きます」
Mr.「いやトガちゃんも行っちゃマズイでしょ」
そもそも頼まれたのは私なのに、なんで皆して付いて来る気満々なんだ？
死柄木「騒がしいな……おい黒霧、こいつら黙らせてくれよ」
黒霧「…………」
死柄木に言われて黒霧が私の方を見る。
その視線の意味を察した私は溜息を吐いた。
黒霧「では、こうしましょう。──Mr.コンプレス、あなたが彼女と同行してください」
『「は！？」』
突然の指名に声を上げる。
Mr.「えぇ〜。まあ俺は良いけど……Aちゃん、それで納得する？」
私に向かって聞いてくるMr.コンプレス。
別に嫌ではないが、正直に言えば面倒臭い。
ただ、ここで断ればこの人たち絶対について来るだろうし……。
『……仕方ないな。荼毘もそれでいいでしょ？』
荼毘「チッ……しょうがねぇな……」
こうして、私はコンプレスと一緒に雄英高校に行くことになったのだ。
＊＊＊
そして現在に至る。
Mr.「で〜？情報を集めるって具体的にどうすんのよ？」
『……とりあえず、校内を回ってみようかなって思ってるんだけど』
Mr.「なーるほどね。んじゃ、早速行ってみるか。……あ、手繋ぐ？」
『置いてくわよ』
差し出された手を払い除けて歩き出す。
今のコンプレスは、仮面をつけていなく、服装もごく普通のものだった。
……顔だけはイケメンだ。顔だけは。
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クロノト(プロフ) - 何かヤンデレじみてんな轟(弟) (2022年11月21日 21時) (
レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
光音@出戻り(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(^^) (2022年11月3日 12時) (レス) @page9 id: dc1c2b938b (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 荼毘がすぐ登場していて嬉しかったです！続きが楽しみです♪ (2022年11月3日 7時) (レス) @page1 id: b9490dab21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光音@出戻り | 作成日時：2022年10月26日 20時
