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Episode1812 ページ39




「どうです?夏美さん!」



「え?!あ……ふふっ。気持ちい!」



やはり水の冷たさは気持ち良かったのか
恥ずかしそうに頬を赤らめながらも
夏美は笑顔で小雪に返していた。



「これじゃ潰されちゃうよ!」



「気付いてもわざと潰されそうな予感…。
もう!ギララはなんであんな風に捉えたんでありますか!
殆どはギララが悪いでありますよ!

とにかく!全員退却!ギロロ!聞こえんでありますか!」



「巨大な夏美…なんという迫力…。い、いや魅力だ…完璧だ…」



「ダメだこりゃ」



「最早病気ですぅ…」



相変わらず夏美の愛が強すぎるギロロに
ケロロやタママは呆れ顔である。
そんなギロロは今顔を真っ赤にして沈んでいた。



「ケロロくぅん!!」



ドロロが手に張り付かれて勢いよく迫ってきた。



「それ!そーれ!」



「やぁだ!やったなぁ!小雪ちゃん!」



どうやら、小雪と夏美が水の掛け合いをしていたらしく、
そのせいでケロロ達が大きな波の被害に遭っていた。



「…………」



ギララは日傘を閉じてリビングの床に座って、
庭で楽しむ2人をただ見ていただけだった。



「あははっ!お返しー!」



「なによぉ!負けるものかー!」



夏美と小雪は今度は足で水の掛け合いをし、
プールの中にいるケロロ達は悲惨な目に遭ってているだろう。



「すっかり童心に帰っちゃった!」



「夏美さんちのプールは最高です!」



「ギララは入らないの?」



「……お2人でごゆっくり」



近くで見ているだけのギララに夏美は首を傾げるが、
ギララは手を振ってピンク色の薄い毛布を持ってきて、
アイマスクを付けてそのまま寝てしまった。


─一方、プールの中。



「ううん…姉ちゃん気付いて…」



「無駄であります冬樹殿…。
今の我輩たちの叫び声など金魚の屁も同然!」



水の中でプカリと浮かんでいるケロロ達。
夏美達が気付くはずも無く、肝心のギララは
今昼寝をして助けも出来なかった。

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オリ - Irobiさん» そう言って貰えて嬉しい限りです!更新、いつも楽しみに待ってます!無理なさらずご自分のペースで頑張ってください。 (2022年8月18日 12時) (レス) id: 4a481b011a (このIDを非表示/違反報告)
オリ - Irobiさん» そう言って貰えて嬉しい限りです!更新、いつも楽しみに待ってます!無理なさらずご自分のペースで頑張ってください。 (2022年8月18日 12時) (レス) id: 4a481b011a (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - オリさん» 笛はホイッスル型で、隊員は案1です。破れた帽子については今後明かして行こうと思っているのでまだ今のところはという感じですね。素晴らしいイラストをありがとうございます…!上手すぎて(いい意味で)鳥肌が立ちました…。改めて本当にありがとうございます! (2022年8月17日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - オリさん» わぁぁっ!可愛いイラストありがとうございます!というより、こちらから案は描けているのに絵の投稿が全然ないのが申し訳ないです…。本当にありがとうございます!口については他の人と色々な特徴を付けるためにおたまと混ざった感じになりました。(つづく) (2022年8月17日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
オリ - コチラURLです→ https://d.kuku.lu/abcf20946 (2022年8月16日 12時) (レス) id: 4a481b011a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2022年8月8日 20時

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