Episode1097 ページ8
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「…ギロロ伍長、タママ二等兵。
ターゲットロックオン」
「っ！」
ずっと動いていなかったコピーロボットは
ギロロとタママをターゲットにし
銃を取り出して撃っていく。
それに気付いたギロロはすぐに避け
タママも殺気に気付いて素早く避けた。
「ギララ…先輩……？」
「…いや、あれは…」
一瞬ギララがガルル小隊に入ったのかと錯覚するが
遠くで右腕を抑えているギララを見て
あちらが本物だとギロロは既に分かっていた。
「タママ、相手はコピーロボットだ。
ギララに扮しているとしてもロボットなのには変わりない。
いくぞ！」
「はいですぅ！」
「…ギロロ伍長、タママ二等兵を確認。
身体中の麻痺状態にする為、実行する」
構えるギロロとタママにコピーロボットは宣言し、
素早い速さで2人まとめて蹴ろうとした。
「……はぁ…はぁ…っ」
ギララは右腕を左手で抑えながら下に俯いていた。
このままでは、タママとギロロが反撃をして、
いつしかあのコピーロボットも敗れるだろう。
しかし、ギララはそれで良いのだろうか。
一人で戦おうと修行をしても敗れてしまったあの時。
複数のキルルを相手に一人で戦ったあの時。
あの戦いは全て他人によって助けられたもので、
ギララが一人で勝ったことなんて一度も無かった。
「…やらなきゃ……」
利き手である右が骨折していながらも、
まだ自分には利き手ではないが左が残っている。
両方の足も動けるのだ。
ギララは全身麻痺状態になりながらも、震えた体で立ち上がる。
＿＿＿＿
「ギララ殿にもいつかそういう者が出来ると思うでござるよ」
＿＿＿＿
自分にいつかライバルが出来るのだろうか、
そんなことを呟いていたギララにドロロが言っていた言葉である。
ギララはそのことを思い出す。
「…見付かったかも…しれませんね。ドロロ先輩。
ボクの今のライバルは…ボク自身かも…」
偽物の自分に負けられず、本物の力を見せてやろうじゃないか。
ギララはその場で立ったまま目を閉じた。
「………」
そしてギララは無言で瞼を開いた。
「あのコピーロボット…中々すばしっこいですねぇ」
「確かに動きは速いが一向に攻撃を仕掛けてこない。
俺たちが疲れ果てるのを待っているかのようだな」
目の前にいるコピーロボットにタママとギロロは
そんな言葉を交わし、コピーロボットは見逃さず
2人に攻撃を仕掛けようと拳に力を入れた。
「「っ！」」
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Irobi(プロフ) - ゼレビィさん» 誤字の指摘とても助かります。ありがとうございます、修正完了致しました。 (2022年7月6日 18時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ゼレビィ - ページ12のとこのクルルのイニシャルちがいますよ (2022年7月6日 17時) (レス) @page12 id: 87c4baef62 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！是非とも楽しみにしてくれるととても嬉しいです！ (2022年2月6日 22時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - ガルル小隊編お疲れ様でした！番外編楽しみです！ (2022年2月6日 22時) (レス) @page26 id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - シャルルさん» いつもありがとうございます！！これからも楽しく閲覧してくれれば幸いです！続編でもよろしくお願いします！ (2022年2月6日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi x他1人 | 作成日時：2022年2月6日 14時
