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✿
そして次の日。
「クルル」
「あ？」
「これ、ありがとう」
昼頃にクルルズラボに向かったギララは
例の飴をクルルにお礼を言って渡した。
「あー」と思い出したように呟いて
頭を掻くクルルはギララから飴を貰う。
「借りは返して貰うからなァ？」
「？うん。何すればいい？」
ニタァと笑うクルルに何をされるのかは
あまり予想は出来ていないギララは首を傾げて聞く。
するとクルルはギララに手を差し伸べてくる。
「？」
よく分からなかったギララは差し伸べられた手を握った。
「なんでそうなるんだよ。
前オメェにあげたショットガンあるだろォ？
その金さえ払ってくれればそれで良い」
「………何円？」
「1000円」
あの高性能なショットガンから1000円なんてとんでもないが
ギララは何も考えずに財布から1000円出してクルルに渡した。
「…これだけでいいの？」
「あぁ。さ、俺に他の用がないなら帰った帰った」
「…うん。ありがとね、クルル」
ギララは改めてクルルにお礼を言い、
机にカレーパンを置いてクルルズラボを出て行った。
＿＿
「おぉ〜！？こんなに沢山…！良いんでありますか！？」
「…はい」
「わーい！甘いパンもあるですぅ！」
「私、お茶淹れてきますね！」
まだ会議の時間ではないものの、ケロロの部屋に行けば、
クルル以外のケロロ小隊4人とモアがいた。
紙袋の中に入ってる沢山のパンを見て驚くケロロや
チョコパンやクリームパンなどの甘いパンを見て大喜びするタママ、
お茶を淹れるために部屋を出て行くモアなど反応はそれぞれであった。
「ドロロ先輩、何食べますか」
「む…。選び切れないでござるな…」
「伍長さんは何食べるですぅ？」
「いや、俺は大丈夫だ」
ギロロにパンを見せて何が良いか聞くタママであるが
あまり興味がなさそうに銃磨きに専念していた。
ケロロはそれを見てニヤリと笑い、
チョコパンをギロロの頭を上に乗っけて遊んでいた。
「何してんだこのアホが！」
「腹が減っては戦はできぬ、でありますよ〜ギロロ」
「だからといって頭の上に乗せるバカが何処にいる！」
またいつものように喧嘩が勃発しそうな2人に
タママは気にせずにクリームパンを食べており、
ドロロは腕を組みながらやれやれとでも言いそうな表情で見ていた。
「……………」
ギララはそんな2人のやり取りを見ながら
大きなフランスパンを口に含んだ。
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Irobi(プロフ) - ゼレビィさん» 誤字の指摘とても助かります。ありがとうございます、修正完了致しました。 (2022年7月6日 18時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ゼレビィ - ページ12のとこのクルルのイニシャルちがいますよ (2022年7月6日 17時) (レス) @page12 id: 87c4baef62 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！是非とも楽しみにしてくれるととても嬉しいです！ (2022年2月6日 22時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - ガルル小隊編お疲れ様でした！番外編楽しみです！ (2022年2月6日 22時) (レス) @page26 id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - シャルルさん» いつもありがとうございます！！これからも楽しく閲覧してくれれば幸いです！続編でもよろしくお願いします！ (2022年2月6日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi x他1人 | 作成日時：2022年2月6日 14時
