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✿
［そして、一方ケロロ軍曹達はというと…］
「…………ギララ遅くない？」
時刻は16:30を回っている。
会議室には珍しくケロロ小隊全員と、その隣にはモアが見守っていた。
否、これが当たり前なのだろうが。
本来なら16:00からだろうが、かれこれ30分待っており、
痺れを切らしたケロロが口を開いた。
「…もしかしてギララ、会議すっぽかしてる？」
「まぁ、ギララ先輩ならあり得るんですよねぇ。
あの人、忘れっぽいというかなんというか」
「…そう言えば、会議前に地下基地にいるのを見掛けたな」
思い出したように言うギロロに視線が集まる。
「それは
「いや…本当についさっきだな。
確かあの方向だとクルルズラボだった気が……」
クルルズラボ、という単語を聞いた瞬間、
全員の視線はクルルにへと移った。
椅子に凭れてガムを食べていたクルルは
全員の視線に気付き「にょ」と呟く。
「クルル、なんか知ってるであります？」
「いーや？俺ァ、なんも知らねぇなァ。ク〜ックックック」
ギララの予想通りであった。
助けるというより、知らんふりをしている。
肩を竦めながら首を横に振るクルルに
ケロロは意外にも「あっ、そう」と言っていた。
「んじゃ、ギララいないし、今日のところは中止っつーことで」
「なんでそんなあっさりなんだ貴様は！」
「えー？だってギララいないとつまんないし〜。
それに我輩の味方につけるにはギララがいないと」
［いやあれはただ流されてるだけなのでは…？］
ぶーぶーと文句をつけながら言うケロロに、
ギロロは激怒しそうになったが、馬鹿馬鹿しくなったのか
鼻を鳴らして席を立って会議室を出ていった。
「さーて、我輩は買ったガンプラ作ろーっと。
行くでありますよ、モア殿」
「はい！おじさま！」
「ふんぬ゛うううう！！！！」
ケロロに呼ばれて嬉しくなって顔を明るくして
付いていくモアを見て嫉妬したのか、
タママが血走った目で2人を追いかけた。
「…クルル殿」
「あ？」
「本当は何か知ってるでござろう？」
クルルを見て怪しく思ったドロロは質問する。
椅子に凭れたままのクルルは彼の質問にハッ、と鼻で笑った。
「アイツに鉄ノハインリヒ飴を与えただけさ」
「鉄ノハインリヒ飴？」
「簡単に言えばペコポン人になれる飴だ」
「…！」
淡々と言うクルルにドロロは驚きを隠せなかった。
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Irobi(プロフ) - ゼレビィさん» 誤字の指摘とても助かります。ありがとうございます、修正完了致しました。 (2022年7月6日 18時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ゼレビィ - ページ12のとこのクルルのイニシャルちがいますよ (2022年7月6日 17時) (レス) @page12 id: 87c4baef62 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！是非とも楽しみにしてくれるととても嬉しいです！ (2022年2月6日 22時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - ガルル小隊編お疲れ様でした！番外編楽しみです！ (2022年2月6日 22時) (レス) @page26 id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - シャルルさん» いつもありがとうございます！！これからも楽しく閲覧してくれれば幸いです！続編でもよろしくお願いします！ (2022年2月6日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi x他1人 | 作成日時：2022年2月6日 14時
