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Episode1111 ページ22




お菓子の家を崩したギロロにブーイングするタママに
涎を垂らしながら、本当はあのお菓子を食べたかった様子のギララ。

すると、ギロロは誰かがいないことに気付いて足を止めた。



「おい、ケロロは何処行った」



「タマ?」



「…知ってる?」



「あ、ケロロさんなら…」



「ゲロぉ〜!?マジすか〜!?」



ケロロがいないことに気付いたギロロは
タママとギララに声を掛ける。

タママは彼の行方を知らず、ギララは部下に知ってるか聞くと、
1人の部下がケロロを見掛けたらしく、
何処にいるのか説明しようとすると、
それを遮るかのようにケロロの叫び声が響き渡った。



「ケロロ…!」



どうやら、ケロロの声がしたのは
スタジオ『3』の方らしく、ギロロは走って向かう。



「夏美!


……はぁ?」



ギロロがスタジオ3に入ると、最初に見えたのは
『本番中』と書かれたランプが赤く灯っていた。



「しーーっ!」



「な、なんだ…」



「見てよ。ゲロロ艦長宇宙語バージョンのアフレコだよ!
本物の宇宙渡辺久美子であります!」



「わぁ…!」



アフレコ現場を生で見れたケロロは目を輝かせ、
同じくタママも瞬きをせずに見ていた。

ギロロは呆れからか肩を落とす。



「はーい、OKでーす。ありがとうございましたー」



「ふぅ…」



アフレコを終えた宇宙渡辺久美子は一息吐いた。

_______



宇宙渡辺久美子は部屋を出て、
別の所へと移動しようと廊下を歩いていた。



「ゲロ。宇宙渡辺久美子さーん!」



ケロロが声を掛けると、宇宙渡辺久美子は振り返った。



[宇宙渡辺久美子]



ケロロ達から見る宇宙渡辺久美子はとてもキラキラしていた。



「サイン頂戴であります!ついでに!
『ケロロ軍曹くんへ』って書いてもらっても良いすか?」



ケロロが背中を差してサインを書かせようとすると、
宇宙渡辺久美子は嫌な顔1つせずに
きゅっ、きゅっ、とサインしていく。



「ゲロぉ〜!我輩もう一生背中を洗わないであります!」



彼女に書いてもらったサインに嬉しく思い、
ケロロは喜びながら感謝を伝えていた。



「……『冬が来ると、訳もなく悲しくなりません?』」



宇宙渡辺久美子は立ち上がって、そう言った。



「ゲロぉ!それって…ゲロロ艦長第51話の名台詞っすよねぇ!
すっげぇよ!生で聞いちゃったよ!」



ケロロは宇宙渡辺久美子の周りではしゃぎながら、
彼女が言ったセリフに感激していた。

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Irobi(プロフ) - ゼレビィさん» 誤字の指摘とても助かります。ありがとうございます、修正完了致しました。 (2022年7月6日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ゼレビィ - ページ12のとこのクルルのイニシャルちがいますよ (2022年7月6日 17時) (レス) @page12 id: 87c4baef62 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます!是非とも楽しみにしてくれるととても嬉しいです! (2022年2月6日 22時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - ガルル小隊編お疲れ様でした!番外編楽しみです! (2022年2月6日 22時) (レス) @page26 id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - シャルルさん» いつもありがとうございます!!これからも楽しく閲覧してくれれば幸いです!続編でもよろしくお願いします! (2022年2月6日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi x他1人 | 作成日時:2022年2月6日 14時

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