Episode1110 ページ21
✿
その隣にはギララの部下達が『ギロロさんファイト』
と書かれた旗を振っていた。
「俺の邪魔をするなぁ〜！！」
それよりも早く夏美を助けたいらしく、
苛立っているギロロは持っていた銃を撃っていき、
収録中なのにも関わらずに会場を壊していった。
そして、弾がなくなり、その場に銃を捨てた。
＿＿＿＿
「もったいね！優勝したら賞金1000万宇宙ヨロだよぉ？」
「そんなことしてる場合か！」
スタジオを台無しにしたギロロにケロロが
ぶーぶーと文句を付けており、
ギロロはそれよりも早く夏美を助けたかったみたいだ。
廊下ではギロロを先頭にケロロ、ギララ、
そして彼の頭の上や肩には彼の部下4人が座っていた。
そして、誰か1人いないことに気付き、
ギロロは一旦足を止めた。
「タママはどうした」
「はて」
「…知ってる？」
「いーえ、俺達は何も知りません」
「信じられないでずぅ！」
タママの行方を全員が知らん顔をしていると、
別のスタジオからタママの声が聞こえてくる。
いつもの可愛らしい声でなく、
少ししゃがれた声で叫んでいた。
「タママ…！」
ギロロはタママの声がした方のスタジオ『2』に向かう。
「夏美！」
ギロロは乱暴にスタジオ2の扉を足蹴りした。
「ぼく！収録中だからね！ちょっと…やめてくれる！？ねぇ！ぼくぅ！」
「流石宇宙鉄人の作ったお菓子でぇすぅ！
この世のものとは思えない美味しさぁ！
んごっ、んごんごっ」
そこには、料理番組で完成されたお菓子の家を
血走った目で食べるタママと、
それを止めるべく一生懸命引っ張るスタッフがいた。
「保護者の方早くこの子を連れてって！」
「えーまぁ…保護者っつーかなんつーか…」
「ただのボク達の部下ですよね」
スタッフが声を掛けると、ケロロは気まずそうに頬をかき、
ギララが冷静に言うと、部下達は無言で頷いた。
「さては夏美はその中か！」
「ゲロ？」 「え」
何を勘違いしたのか、頭の悪い発言をするギロロに
ケロロとギララの声はハモってしまう。
「今助けてやるぞ！夏美ィ！」
ギロロはお菓子の家を狙って砲弾を撃つと、
見事にお菓子の家はバラバラになってしまい、
タママやスタッフが吹っ飛んだ。
そしてその場で撃っていた銃を投げ捨てた。
＿＿＿＿
「あんな美味しいお菓子を粉々にしちゃうなんて酷いですぅ！」
「……ちょっと食べてみたかった……」
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Irobi(プロフ) - ゼレビィさん» 誤字の指摘とても助かります。ありがとうございます、修正完了致しました。 (2022年7月6日 18時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ゼレビィ - ページ12のとこのクルルのイニシャルちがいますよ (2022年7月6日 17時) (レス) @page12 id: 87c4baef62 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！是非とも楽しみにしてくれるととても嬉しいです！ (2022年2月6日 22時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - ガルル小隊編お疲れ様でした！番外編楽しみです！ (2022年2月6日 22時) (レス) @page26 id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - シャルルさん» いつもありがとうございます！！これからも楽しく閲覧してくれれば幸いです！続編でもよろしくお願いします！ (2022年2月6日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi x他1人 | 作成日時：2022年2月6日 14時
