Episode1088 ページ49
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「最新バージョンのケロン軍人プログラムを再インストールし、
より強靭な意思を持つケロロ大尉として、
生まれ変わっていただいた」
軍曹の時のケロロであれば必ずガルルの誘いに反対していただろう。
それも想定の範囲内に収められていたので、
体と心を変えて無理矢理仲間にさせようとしていたのだ。
「ボケガエルの体と心を作り変えたってこと!?」
「違う。元に戻したのだ。
本来の彼。侵略者の姿に」
彼の言葉に夏美の唇は震えていた。
「ペコポン人よ。我が前に跪くがよい。
私は、ガマ星雲第58番惑星宇宙侵攻軍特殊先行部隊隊長。
ケロロ大尉である」
姿、性格、口調、諸々変わってしまったケロロに
夏美は絶望に浸り、下に俯いた。
「アンタ…ホントにアタシたちのこと…忘れちゃったの…?」
夏美がそう問い掛けるもケロロは無視をする。
最早眼中に無い状態であった。
「これ以上の会話は無用と判断する。
タルル上等兵」
「は、はいっす!」
ガルルから命令を下され、タルルは戸惑いながらも返事をし、
人差し指からエネルギー弾を出して
心がまたも折れてしまった夏美に食らわせようとした。
しかし、その時だった。
「軍曹!」
「っ!」
なんと、司令室からはケロボールでワープした冬樹が姿を現したのだった。
「冬樹!」
冬樹は綺麗に着地は出来なかったというものの、
ケロボールを落とさないように守って着地をし、
ガルル達の前に姿を現した。
「撃ち漏らしたペコポン人か…」
「あ、あれ!手に持ってるのは…!」
「ケロボールだ」
冬樹を見て気分が悪くなるゾルルと、
彼の手に持っているケロボールをタルルが指を差し、
ガルルも持っているケロボールを確認する。
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Irobi(プロフ) - クロごまさん» コメントありがとうございます。ご感想もとても嬉しいです。励みになります! (2022年2月3日 16時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
クロごま - こ、コピーロボット!?これは予想していませんでした…。 (2022年2月3日 13時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます!そう言っていただき、とても嬉しいです。励みになります! (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます!(^^) (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 劇場版お疲れ様でした!上等兵くん凄くかっこよかったです! (2022年2月1日 13時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi | 作成日時:2022年1月31日 23時