Episode1085 ページ46
✿
「あった！」
「冬樹…？」
冬樹はリュックサックからガムテープに包まれているボールを見付けて、
一生懸命ガムテープを剥がしていく。
「いつも友達だって言ってるのに…。
僕、軍曹のこと疑ってた！」
全てのガムテープを剥がし、天辺にはアンテナが出てくる。
「ケロボール…！」
秋がケロボールを見詰めていると、
地面から少しの揺れが発生し、
いち早く気付いた秋はすぐに後ろを振り返る。
なんと、地面からは植物に扮した怪物が現れた。
「ママ！」
「行きなさい！冬樹！」
「でも…」
「ここはアタシに任せて！
早くっ！ケロちゃん達のところへ！」
秋の真剣な目に冬樹は頷いた。
「分かったよ！すぐに戻ってくるから！」
彼女の言葉に甘えて、ケロボールのボタンを押し、
祖母の家から姿を消した冬樹を秋は見届け、
目の前にいる怪物が攻撃を仕掛けてきた。
酷く明るいその光に秋は身構えたのだった。
「(冬樹…夏美…。頑張りなさい！)」
＿＿＿＿＿＿＿
秋は目の前にいた怪物にやられてしまい、
トロロの側にあるモニターには
彼女の上から☓印が書かれていた。
「プププー。残ったペコポン人も消去出来たみたいだネー。
地下基地も完全制圧っと！
誰だか知らないけどぬるすぎだネー、ケロロ小隊のオペレーター。
前にケロン軍中枢にアタックしてた時は
もっとマシなやつがいたんだけどネー」
完全に舐めきった態度をして言うトロロは近くにあった
食パンを食べようと口を開けると、
別のモニターから発信音が聞こえて、顔を向ける。
そこにはパワードスーツを着た夏美が
自分が小型のロボットを全て倒したという情報だった。
＿＿＿＿
〈日向家接近〉
「このまま一気にいくわよ！」
一気に行こうとする夏美にギロロは慎重に行こうと反論するが、
彼女も負けじと反論をしていた。
そして、夏美はついに日向家に辿り着くことが出来た。
〈ブレーキ！ブレーキ！〉
「ただいまあああ！！！」
ギロロの言葉を無視して、夏美は挨拶をして
日向家の屋根から勢いよく落ちていく。
随分とダイナミックな帰宅である。
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Irobi(プロフ) - クロごまさん» コメントありがとうございます。ご感想もとても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月3日 16時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
クロごま - こ、コピーロボット！？これは予想していませんでした…。 (2022年2月3日 13時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！そう言っていただき、とても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます！(^^) (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 劇場版お疲れ様でした！上等兵くん凄くかっこよかったです！ (2022年2月1日 13時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年1月31日 23時
