Episode1074 ページ35
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ゾルルが紙を捨てて、地面に力を入れると、
そこからは3匹の宇宙ニョロが現れた。
「っ、うわぁっ！」
サブローは何か反撃しようとスケッチブックに得を描こうとするが、
宇宙ニョロに手と足と腹部を縛り付けられてしまい、
絵を描くことが出来なくなってしまった。
「サブロー先輩！……っ！」
「…………」
夏美と冬樹がまだ学校にいることを察知したゾルルは
ゆっくりと2人の元へ歩き出した。
＿＿＿＿
「モアちゃん、どう？」
「っ！反応ありました！」
「おぉっ！」
「音声入ります！」
モアが調べ上げた結果、夏美と冬樹の居場所を確認し、
モニターでは見れなくなっているので、
彼らの会話の音声を聞く為に大音量にした。
〈姉ちゃん逃げよ！〉
〈でも…っ〉
〈僕達まで捕まったら…！〉
「夏美殿！冬樹殿！」
音声から聞く限り、夏美と冬樹はガルル小隊の誰かに見付かって
捕まりそうになっているのであろう。
「モア殿！直ちに空間転送の準備であります！」
「了解です！」
2人が捕まらないようにする為に、
ケロロはモアに指示をした。
＿＿＿＿
「くっ…」
「サブロー先輩！」
宇宙ニョロに縛り付けられて苦しそうなサブローに
夏美は助けようと前に出て、冬樹は必死にそれを止めると、
2人の元にゾルルが歩いて来た。
「見てるかゼロロ。俺は今、ここにいるぞ」
「ゼロロって…。ドロロ兵長のこと？」
冬樹の問いに、ゾルルは無視をして、
左手からはまた刃を取り出した。
「消えろ。………っ！」
ゾルルが2人を切ろうとした瞬間、何かに反応して後ろを振り返る。
すると、2人の足元からは爆弾が描かれた紙が現れ、煙が包まれた。
＿＿＿＿
「転送！」
「りょうっかい！」
＿＿＿＿
なんとタイミングが良いことに夏美と冬樹は
煙に包まれた中空間転送され、学校から姿を消す。
「…………」
ゾルルは無言で後ろを振り返ってみると、
そこには実体化ペンを口に咥えたサブローが笑っていた。
「へへっ。
「小癪なペコポン人め…！」
それがゾルルの逆鱗に触れたのか、
左手に刃を出していたゾルルはサブローを斬りつけた。
「っ！」
サブローはその衝撃で体が反り、
口に咥えていた実体化ペンは無様に転がり落ちた。
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Irobi(プロフ) - クロごまさん» コメントありがとうございます。ご感想もとても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月3日 16時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
クロごま - こ、コピーロボット！？これは予想していませんでした…。 (2022年2月3日 13時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！そう言っていただき、とても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます！(^^) (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 劇場版お疲れ様でした！上等兵くん凄くかっこよかったです！ (2022年2月1日 13時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年1月31日 23時
