■Episode1071 ページ32
✿
【ケロロ小隊 ペコポン！！滅び行くか愛の星よ！！ であります】
＿＿＿＿＿＿＿＿
西澤タワーの上にはガルルが立っており、
彼の小型のスピーカーから着信音が響いた。
〈こちらタルル。任務完了したっす〉
「ご苦労。集合地点に向かえ」
タルルからの連絡にすぐに応答し
それだけ伝えて通話を切る。
「これでケロロ小隊も残存戦力。
ケロロ軍曹、クルル曹長、ギララ上等兵。
そして…姿を消したドロロ兵長」
残り4名となってしまったケロロ小隊を把握し、
ガルルはふらりと西澤タワーから降りて
日向家の地下基地へと向かった。
＿＿
人や車が止まっている中、ゾルルはお構いなしに
トラックを真っ二つに切っていく。
「何処だ。何処だゼロロ。姿を現せ」
するとゾルルは目の前に立っているビルに目を付け、
暫くそのビルを見詰めた後、無言で歩み寄っていった。
＿＿＿＿
一方で、地下基地の様子が可笑しくなり、
全てのライトやモニターが赤くなって、エラーが発生していた。
「ゲロぉ！？」
「まさか…」
「敵のハッキングプログラム。
最終防壁まで到達！
てゆーか、背水の陣…？」
「嘘…」
「何処のどいつかは知らねぇが、
ちったぁやるじゃねぇか」
最終防衛ラインまでハッキングをされてしまった司令室。
ケロロは軽く絶望に浸っており、クルルは相手の行動に
冷や汗を垂らしながらも面白そうに笑った。
「クルル曹長！」
「…なんとかできないの？」
「任しときなァ。
クック〜、最新の防御プログラムが完成したぜェ。
ポチッとぉ！」
クルルがボタンを押すと、エラーが発生して赤くなっていた
モニターやライトは、元の青い画面へと戻り、
モアは顔を明るくして見ていた。
「流石曹長！」
「クックック〜。
俺様の作ったシステムにちょっかい出そうなんざァ〜。
………クッ！？」
余裕たっぷりに言うクルルであったが
何か問題が発生したことをいち早く気付いた。
正常を取り戻していたライトやモニターはエラーでなくなり、
今度はなんと明るさが消えて暗くなり始めたのだ。
「エ？」
「あれ…」
「…なんで……？」
「………ッ」
誰しもが予想していなかった展開に
ケロロ、モア、ギララは辺りを見渡し、
クルルは下に俯いていた。
そしてクルルが前を向いた瞬間。
〈ププ〜！残念でしタ〜！〉
クルルの目の前にはパネルが現れ、
そこにはピースをして煽るトロロが映った。
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Irobi(プロフ) - クロごまさん» コメントありがとうございます。ご感想もとても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月3日 16時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
クロごま - こ、コピーロボット！？これは予想していませんでした…。 (2022年2月3日 13時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！そう言っていただき、とても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます！(^^) (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 劇場版お疲れ様でした！上等兵くん凄くかっこよかったです！ (2022年2月1日 13時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年1月31日 23時
