Episode1061 ページ22
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夏美は日向家に向かって走りながら
先程の小雪の言葉を思い出していた。
＿＿＿＿
「ドロロが言ってました。
これはドロロのお友達がやったことじゃないって！」
＿＿＿＿
「(だとしたら…。昨日の騒ぎも…)」
＿＿＿＿
「我輩、全く身に覚えがないでありますよぉ！」
＿＿＿＿
昨日、ケロロが自分の仕業じゃないと無実を訴えていた
あの時のことを夏美は思い出していた。
「ボケガエル…」
ケロロに対しての申し訳無さを感じながらも、
夏美は日向家へと走っていった。
すると、別方向から走ってきた冬樹と大学生が夏美の姿を見掛ける。
「姉ちゃん！」
「冬樹！？アンタも平気なのね！」
「うん！早く軍曹達の元へ行こう？
一連の事件を仕掛けたのは誰なのか、
軍曹達なら知ってるかも！」
冬樹の安全を確認した夏美はホッと安堵し、
冬樹はすぐに彼女に提案をして
日向家に向かおうと急かしてきた。
すると夏美は、冬樹の後ろにいた大学生を見掛ける。
「…ところでその人は…？」
「あ、この人も僕達と同じなんだ。
1人にしたら危険だから着いてきてもらってる。
えっと……すみません…名前は…」
「いや、別に名乗る程の者でもないので。
この事件が終わったら、君達とはもう関わらなくなるかもしれないからね」
大学生の意味深なセリフに冬樹は目を見開き、
夏美は少しだけ顔を歪めた。
「…それって、どういう意味なんですか？」
「さて、どういう意味でしょう」
「ひとまず！早く軍曹達のところに行こう！」
夏美が大学生に言葉の意味を聞こうとするが
大学生は言葉を濁すだけで答えてくれず、
このまま話していたら時間が過ぎるだけなので、
冬樹は夏美を押して日向家に向かおうと走った。
「(…どういうこと？
この人…ボケガエル達と知り合いってこと？)」
夏美は走りながらも、後ろについてくる大学生を横目に見ていた。
それも当然だろう。夏美と大学生は今日で初対面だ。
寧ろ、普通に受け入れる方が問題なのではなかろうか。
あまり、気にしないようにして3人は日向家に向かったのだった。
＿＿＿＿
「これは一体…何事でありますか」
司令室のモニターには地球全体が何かを囲み、
紫色のオーラを放っていた。
そのモニターをケロロ、ギロロ、ギララが見ていた。
「プラネットアネスシージャー。
所謂、惑星麻酔ってやつだ。
星全体を仮死状態にして、一気に攻略する究極の侵略オプションさァ」
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Irobi(プロフ) - クロごまさん» コメントありがとうございます。ご感想もとても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月3日 16時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
クロごま - こ、コピーロボット！？これは予想していませんでした…。 (2022年2月3日 13時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！そう言っていただき、とても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます！(^^) (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 劇場版お疲れ様でした！上等兵くん凄くかっこよかったです！ (2022年2月1日 13時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年1月31日 23時
