Episode1060 ページ21
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「夏美さん早く！」
「っ、分かった！でも無理しないでね！」
小雪の言葉に夏美は心配の言葉を掛けながらも、
彼女に任せて即座に日向家へ向かっていく。
その様子をあるケロン人1名が見ていたのも知らずに。
「さあ…此処から先は一歩も通さないわよ。
小雪忍法！『氷柱手裏剣』！」
小雪忍法によって宇宙ニョロが沢山ついた怪物は
粉々に切られてしまい、そのまま地面へと落ち、
見事簡単に倒すことが出来、小雪は片膝を付く。
「忍びの技…思い知った？
………っ！
小雪は何者かの気配を感じ取り、すぐに距離を置く。
怪物が倒れた場所は煙が立っており、
その煙からは先程の2人の様子を伺っていたケロン人がいた。
煙から姿を現したのは、灰色の体色に目は白でなく黒、
そして体半分が機械化されているケロン人であった。
そのケロン人は小雪に襲いかかり、
小雪も負けじと反撃しようとクナイを光らせる。
鉄と鉄の激しい音が響く。
「っ！早いっ！」
「くだらん…」
驚きの早さに小雪は驚愕し、ケロン人はボソリと低い声で呟いた。
「氷柱手裏剣！」
小雪忍法を仕掛ける小雪であったが、
飛び交う氷柱をケロン人は即座に交わしまくり、
ついには小雪の目の前に立つ。
「っ！」
「消えろ。小娘」
彼の左腕からは鋭い刃が出てきた。
「あっ…」
小雪がポツリとしまったと言わんばかりに母音を呟いた瞬間、
ケロン人が出した刃によって切られてしまった。
「っ！小雪殿…！」
ドロロは小雪の危機を即座に反応して立ち上がる。
「何処だ…。出てこいゼロロ…！」
どうやら、このケロン人はドロロと何かしらの面識があるようで、
ドロロの姿を探していた。
「なつみ……さ…ん」
小雪はケロン人が向けた刃によって、
そのまま消えてしまったのだった。
──青く澄んでいた空は一変し、
ネットワーク障害を起こしていた『☆Я⦿Ж⦿Ｒ』
と文字が書かれた謎の宇宙船がやって来た。
その宇宙船からはあるケロン人が姿を現し、何処かへ降りていく。
「他愛もない。鎧袖一触とはこのことか」
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Irobi(プロフ) - クロごまさん» コメントありがとうございます。ご感想もとても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月3日 16時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
クロごま - こ、コピーロボット！？これは予想していませんでした…。 (2022年2月3日 13時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます！そう言っていただき、とても嬉しいです。励みになります！ (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます！(^^) (2022年2月1日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 劇場版お疲れ様でした！上等兵くん凄くかっこよかったです！ (2022年2月1日 13時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年1月31日 23時
