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Episode994 ページ5




「…………」



水族館に入り、夏美は水槽の中にいる生物たちを見て絶句した。



馬糞海胆(バフンウニ)!タツノオトシゴ!カクレクマノミ!海星(ひとで)!]



そこには馬糞海胆になったギロロ、タツノオトシゴになったタママ、
カクレクマノミになったギララ、海星になったドロロが
水槽の中に生き物として入られていた。

流石にこれは無理があるのではなかろうか。

海星になったドロロの前を通ったのは、
カニになったクルルだった。



[スベスベマンジュウガニ!エチゼンクラゲ!
つーか、ただのコスプレじゃん]



そして、クラゲになったケロロが気持ち良さそうに泳いでいた。
ナレーターの言う通り、これでは水族館ではなく、
ケロロ小隊による仮装パーティーのようであった。



「スベスベマンジュウガニって、
嘘みたいな名前ですけどホントにいるんですよ!」



モアが笑顔でクルルがコスプレしている
スベスベマンジュウガニについて語っていくが、
夏美は相槌も打てずに言葉を失って見ていた。



「テメェら…こんなもんで誤魔化そうってのかよ…」



流石の有様に裏桃華が水槽のガラスを殴ると、
水槽がひび割れてしまい、前を通っていたタママは
気まずそうに後ろへと下がって行く。



「ハハハハ!面白いじゃない!」



「そ、そうですねぇ!」



しかし、冬樹の反応を見て裏桃華から桃華に変わり、
冬樹の言葉を合わせて笑顔を貼り付けていた。



「じゃあ皆さん!次のアトラクションへご案内します!」



「………?」



モアの言葉に全員が彼女に着いていこうとすると、
冬樹はふと水槽に目が行き、水槽の中には
水族館を建築しているからいる謎の生物を見掛けた。



「今のは…まさか…アノマロカリス!?」



アノマロカリスと言われる生き物を見て、
冬樹は水槽のガラスに手を付いて、
もっと近くでその生物をみようとした。



「どうしたんですか?冬樹くん」



「う、うん…。

(カンブリア期の生き物が…こんなところにいるわけが…)」



「行きましょ、冬樹くん」



「うん」



今の時代にいるはずのない生物を見て困惑する冬樹に桃華が話し掛ける。
冬樹は返事をして、桃華とポールと別の場所へと向かった。

アノマロカリスが冬樹達の方を睨み付けていることも知らずに。

____



「レディース&ジェントルメーン!おとっつぁん、おっかさん!
ウィアーケロッパーズ!てゆーか、開演宣言?」

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Irobi(プロフ) - シャルルさん» いえいえ!いつも応援してくださり、ありがとうございます!とても励みになります!全然気にしないでくださいね。これからもよろしくおねがいします! (2022年2月1日 23時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - あ、もう続編来てる!?すみません!書き込んでしまって、これからも応援します! (2022年2月1日 23時) (レス) id: cbde2dbdab (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - 続編おめでとうございます!応援してます! (2022年2月1日 23時) (レス) id: cbde2dbdab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2022年1月29日 21時

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