検索窓
今日:15 hit、昨日:27 hit、合計:9,408 hit

Episode1008 ページ19




新聞を読んでいたクルルは独特な髪型のかつらを被るギロロに言うと
ギロロは顔を赤らめて照れて体をもじもじさせていた。



「アハハハ!アワビ姉さん照れてやんのー!」



「なんですって?こらブリオ!
待ちなさい!待ちなさいー!」



坊主のかつらを被った冬樹が笑いながらからかうと
ギロロは顔を更に赤くして冬樹を追い掛け
冬樹は笑いながら逃げていく。

本を隅っこで読んでいたおかっぱのかつらを被った
夏美は2人を迷惑そうに見ていた。



「アワビ姉さんもブリオ兄ちゃんも
いつまで経っても子供なんだから…!」



「それだけ、仲の良い姉弟ってことだよ。ナマコちゃん」



「わーい!パパとママも仲が良いですぅ!」



半分怒りで半分呆れながら読書に戻る夏美に
クルルはそっとフォローを入れ、
その子供役であるタママも嬉しそうに言っていた。



「ハッハッハ!ワシらはそれ以上に仲が良いぞ。
なあ、母さん!」



「そうですねぇ、父さん!」



「シィィィット!」



「ゲロ?」



ケロロとその奥様役であるモア2人が微笑み合うと
ちゃぶ台の方から妬みの視線を感じ取り、ケロロはそれを見ると
嫉妬オーラ全開のタママがモアを睨み付けていた。



「ふぬぅ!ボクはおばあちゃんが憎いですぅ!」



「おいおい、ボラちゃん。何を言い出すんだ」



「おじいちゃんの奥さんって言うのが許せねぇですぅ!
おじいちゃんの奥さんには、ボクの方が相応しい気がするですぅ!
ふぬぅ!ふぬううう!!!!」



「ハッハッハ!おませさんというかなんというか!ハッハッハ!」



今にもモアを殺しそうな雰囲気のタママだが
ケロロはそれを冗談ということを受け取り、
彼の笑い声と共に他の人の笑い声も茶の間から響き渡った。



「あ、あ、あのー…」



「ん?」



「拙者はなんの役を…」



「あー、まあ君は御用聞きの三河屋さんってとこだろう!」



「毎度ぉ〜!」



家族枠はもう他に無くなってしまったので、
一応は面識のある三河屋という役に回り、
ドロロは泣きながらも役に入り込んだ。



「おーい、磯野ー。野球しようぜー」



「あ、島中!」



「おぉ、これはこれは!ブリオの親友の島中くんではないか!」



普通は玄関外から声がするはずだが、
ナチュラルに茶の間に入って、バットとその先にグローブを掛け、
眼鏡を掛けたギララが登場した。



「今から夕飯なんだ。島中も良かったら食べてってよ!」



「うん。そんなことより野球しようぜ」

Episode1009→←Episode1007



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:ケロロ軍曹 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Irobi(プロフ) - シャルルさん» いえいえ!いつも応援してくださり、ありがとうございます!とても励みになります!全然気にしないでくださいね。これからもよろしくおねがいします! (2022年2月1日 23時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - あ、もう続編来てる!?すみません!書き込んでしまって、これからも応援します! (2022年2月1日 23時) (レス) id: cbde2dbdab (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - 続編おめでとうございます!応援してます! (2022年2月1日 23時) (レス) id: cbde2dbdab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Irobi | 作成日時:2022年1月29日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。