■Episode990 ページ1
✿
【ケロロ わんぱくケロッパー であります】
＿＿＿＿＿＿＿＿
「わぁ…！」
［海。それは、人類に残された最後の秘境である］
テレビに映る深海の生物を冬樹は
キラキラと輝かしい目で見ていた。
「冬樹殿。興味津々でありますな！」
「うん！だって海はミステリーの宝庫だからねぇ！
それに今、水族館とかが大ブームなんだよ？」
「ほほう…。水族館…大ブーム……。ゲロリ…」
大ブーム、と聞いて何かを思い付いたのか
ニヤリと怪しい笑みを浮かべるケロロ。
また何かお金目的で企んでいるのであろう。
＿＿＿＿
「えー、つーわけでー。
今回の注目ワードは…海！水！生き物！であります！
……って、みんなー…僕の声届いてる…？」
「届いてますよ」
今回の地球侵略作戦における作戦内容を話すケロロだったが、
タママはポテトチップスを食べ、ギロロは銃を磨き、
クルルは背中を向けてパソコンを打ち、
ギララは天井を見上げてボーッとしていたが、
ケロロの問い掛けにちゃんと答えてくれた。
「水ものは金と手間が掛かるらしいぜェ」
「なにもこの寒い時期に海に行かなくても…」
「だーってだーってー！もう決めちゃったんだもーん！」
「はぁ？」
「…隊員ともろくに話もせずに隊長だけで
勝手に決めるとか問題だと思いますが…？」
いじけた子供のように言うケロロに銃を磨いていた
ギロロの手は止まって怪訝そうな顔で見てやり、
ギララも勝手に話が進まれて冷静に反論していく。
「アンタら我輩の話聞こうとしてないじゃん！
……そろそろ…年度末の決算だし…
何かしらの結果を出さないと来年度の予算も…
給料も減らされちゃうであります…」
「「「「あー……」」」」
新年が開けてから3月になり、1年前よりまた更に
侵略予算や給料が減ってしまうという現実を突き付けられ、
4人は落ち込んだ様子で理解していた。
これにはクルルとギララも何も納得の様子だった。
「えー！つーわけで、ケロロ小隊！
水族館でウハウハ大作戦！開始であります！」
誰も作戦に反論者が居なくなったので、
ケロロは生き生きとした表情で、
今回の侵略作戦の開始の合図を言った。
4人はあまり乗り気では無かったが、
侵略予算、給料の為、仕方なく従うことにした。
＿＿＿＿
「…なるほど。ペコポンの子供たちの情操教育に役立つと！
しかも…自分達のお給金を全て注ぎ込むとは…見上げた心意気！」
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Irobi(プロフ) - シャルルさん» いえいえ！いつも応援してくださり、ありがとうございます！とても励みになります！全然気にしないでくださいね。これからもよろしくおねがいします！ (2022年2月1日 23時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - あ、もう続編来てる！？すみません！書き込んでしまって、これからも応援します！ (2022年2月1日 23時) (レス) id: cbde2dbdab (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - 続編おめでとうございます！応援してます！ (2022年2月1日 23時) (レス) id: cbde2dbdab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年1月29日 21時
