Episode1271 ページ8
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「というわけで我輩!パーソナリティのケロロ軍曹でありまーす!」
「アシスタントのモア姫です!」
「放送作家のタママッチでーす!」
「ハガキ職人のドロロでござる」
「ぎ、ギロロだ…」
「[じゃんじゃか]」
それぞれ、軽く自己紹介をしていくと、
第一回目と同じように音楽を担当しているのか、
ギララはギターを適当に弾いた。
多分彼なりの自己紹介のつもりだろう。
「そんなわけで!これからリスナーの皆と!
この番組を盛り上げていこうってわけ!
それでは、早速新企画からいってみよう!
良い侵略者、悪い侵略者、普通の侵略者のコーナー!」
太鼓やラッパ、シンバルなどが響き、
ケロロはまた何処ぞの波平の衣装を着る。
「まずは、奥東京市のドロ山くんからのおはがき!
おおい!フツツ軍曹!捕虜のペコポン人はどうした!」
ケロロが呼びかけると、そこには学ランと
少し長い髪のカツラを被ったドロロとその手には
小さな夏美の人形をロープで捕虜しているように縛った。
[普通の侵略者宇宙人]
「し、死ぬまで強制労働だ」
ぎこちない演技と共に黒子を着たギララによって襖は閉められる。
「んじゃ次、ヨシシ軍曹!捕虜のペコポンをどうした?」
そして次に青い学ランと七三分けのかつらに
丸メガネを掛けたドロロと隣の小さな夏美は
先程とは違って嬉しそうにしていた。
[良い侵略宇宙人]
「あーい!あーい!あーい!」
「全員解放ですぅ」
眼鏡のフレームを上げて言い、またギララにより襖が閉められる。
「おーい、そんじゃワルル軍曹!
捕虜のペコポン人はどしたー?」
そして最後にリーゼントのカツラと着崩した学ラン。
手にはガンプラとその上には小さな夏美が乗っていた。
[悪い侵略宇宙人!]
「朝からおもちゃ屋に並ばせて、
レア物のガンプラをゲットしたでありまーす!」
ノリノリな演技と共にサムズアップをしたドロロ。
またギララによって強制的に閉められた。
がしかし、リーゼントが挟まってしまう。
「って…それがオチ?つーか、それ我輩のこと?
つーか…なんで我輩が悪い宇宙人なんだよー!」
「良いのか…こんな放送で…」
「なんかあんまラジオ向きのコントじゃないですぅ。
ちゃぶ台とかハゲヅラとか…ラジオじゃ見えないし…」
「[じゃんじゃんじゃかじゃか]」
お笑い番組でやるコントをラジオでやるのを見た
ギロロとタママは不安そうにしていた。
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作者名:Irobi | 作成日時:2022年3月18日 20時