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Episode1269 ページ6




「そんなの簡単に流行るわけないでしょ!
行こっ、冬樹」



「あぁ…。それじゃあ軍曹、頑張ってね」



「……ゲロ」



ケロロが踊りながら夏美と冬樹を盆踊りに誘うが、
夏美は馬鹿馬鹿しく思っているのか拒否をし、
冬樹を連れて部屋へと戻っていった。

あまりの冷たさにケロロはひやりと汗をかいた。

______



「もう!夏といえば音頭に決まってんじゃん!
流行るに決まってんじゃん!」



「それに、おじさまがせっかく作った曲だし、
毎年使わないと勿体ないですもんね!
てゆーか、有効利用?」



「せっかくエンディング曲にもなったらしいですし、
使わないと損しますよね」



ケロロが作った曲をこのまま世間に知られなくなるのが嫌なのか、
ケロロは夏美の意見に反対していた。

モアもケロロの意見には賛成しているみたいで、
ギララに至ってはメタい発言をしていた。



「そんなセコい理由で立てた作戦が
上手くいくはずないだろ!」



「まぁまぁ、ギロロ伍長。案ずるなかれ。称賛はある」



「どんな称賛ですかぁ?」



タママが聞くとケロロはニヤリと笑みを浮かべる。



「レイディオを利用するでありますよお。レイディオ」



「レッ、レイディオ!?」



「そう!623殿の番組をレイディオジャックし、
あの伝説の番組『ケロロ軍曹の怪傑ドーパミン』を
復活させるのでありまーす!」



「そこでペコポン侵略音頭を流すんですね!
てゆーか、相乗効果?」



人気である623の番組を乗っ取って沢山の人に聞いてもらい、
良いところで曲を流す中々セコいやり方だ。



「その通り!愉快な番組を放送し、
聴衆率がどーんと上がったところでバーンと流す!
これで今年の夏祭りは何処もかしこも
ペコポン侵略音頭一色であります!」



「し、しかし、ラジオジャック作戦は前に一度失敗してるだろ!」



「あー、あのときは宇宙アイドルのすももちゃんを番組に呼ぼうとして呼べず、
ギロロ伍長に代役をやったから失敗したであります!」



ギロロから反論されるが、ケロロは指示棒を孫の手代わりにして肩を叩き、
以前のラジオジャックのことを振り返る。



「お、俺のせいだと言うのか!?」



「その通り!」



「なっ!?なっ…!なっ!」



ギロロのあの問題発言は最早放送事故と化し、
肩叩きに使っていた指示棒をギロロに向けて
肯定するケロロにギロロはショックを受けた。

因みにあれですももが風評被害になったのは有名な話だ。

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作者名:Irobi | 作成日時:2022年3月18日 20時

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