Episode1312 ページ49
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そして、ヴァイパーは見事ドロロに切られていき、
ドロロは両手に持った刀の刃を擦り合わせ、
一気に大爆発が起こった。
「爆発しなければいけない気がぁ！」
やはりベタなやられ方であった。
「あ〜れぇ！」
「カララぁ！」
爆発の際に吹き飛んだカララは宙に浮き、
チロロがカララの名前を叫んだ。
「…ん？」
カララは地面に落ちるかと思いきや、ギロロの腕の中に
すっぽりとはまってしまい、お姫様抱っこで受け止められた。
「大丈夫か？」
「………………………………ギロロはん…♡」
カララの目に映るギロロはかなり美化されており、
目がハートマークになったカララはジッとギロロを見つめた。
「ワイ、ドロロはんやのうて、ギロロはんのお嫁さんになるわ！」
「な！？何ぃ！？」
突然そんなことを言うカララにギロロの顔は真っ赤になった。
「お、お、俺にはな…なつ…」
「ギロロはん！」
「よ、よせ！」
自分には夏美がいると話そうとするが、
カララはそのままギロロに抱き着くと、
ギロロは少し暴れてカララを降ろそうとした。
どうやら、次のターゲットはギロロのようだ。
一方で、残ったタママ、ドロロ、ギララの三人は
大爆発して真っ黒に焦げたヴァイパーを見た。
がしかし…。
「？」
「これは一体…どういうことでござる？」
「……隊長…」
大爆発してやられてしまったヴァイパーの正体は
なんとあのケロロだったのだ。
部品は粉々になり、真っ黒に焦げて
アフロ姿のケロロが三人の目に焼き付けた。
「ク〜ククククク〜！」
すると、後ろからフライングボードに乗った
クルルが笑いながら現れ、三人は振り返った。
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年3月18日 20時
