そして、彼は考えるのをやめました。27 (ページ44)

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Episode1307 ページ44

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惚れっぽさのあるカララの次の標的にされたのはドロロであり、
ドロロに会いに遊びに来たことを理解したが、
誘拐されるとは思っていなかった総員はそんな会話をしていた。

「よっしゃ！ケロロ小隊！
カララお嬢様！救出作戦開始！であります！」

「了解！」「了解ですぅ！」

「……あ、了解」

ケロロの命令にタママとギロロは声を揃えて敬礼し、
ギララは二人より少し遅れつつも返事をして、綺麗に敬礼を決めた。

「でもその前にー！ギャラクシーニュースネットワーク。
略してGNNや宇宙インターネット、それと宇宙警察にも
今回の事件を通報して、大々的に取り上げて貰わなくっちゃねー！」

「そうした上で！ドババ家から報奨金をがっぽりって魂胆ですねぇ！」

「…簡単に言えば金目当て」

やることが完全に汚すぎである。

「だが、事件を知ったらすぐにドババ家の私設軍が動き出すぞ」

「年中。カララを探すためならペコポンの1つや2つ、
ペコポンを無茶苦茶にしかねないぜェ」

ドババ家に連絡が行けばすぐに駆け付けにくるだろう。

クルルの言った通り、もしこのことを知られたら、
地球を破壊する確率は十分に高いと言えるのだ。

「だからさぁ！そいつらが到着する前に！お嬢様を助け出すの！

でもって！ついでにドロロとお嬢様の縁談もまとめちゃうであります！」

「すごいですぅ！軍曹さん！
そうすればドババ家からたっぷり資金援助が受けれるですぅ！」

「それもこれも全てはペコポン侵略を成し遂げる為であります」

タママはいつものようにケロロのことを褒め、
ケロロも完璧だと思っているのか自信満々に言うが、
やることが最低極まりなかった。

「…これまでに何度も乗せられてきたことか…。
そして今度もまた乗せられてしまう自分が怖い…！」

「…皆がそれで良いならボクはなんでも」

またもや作戦に乗ってしまいそうな自分を恐れているギロロに
相変わらず皆が賛成ならなんでもいい様子のギララ。

「それから…もしものときのために……ゴニョゴニョ…」

ケロロはクルルにしか聞こえないように、
耳元でコソコソと何かを話していた。

「…任せときなァ、クックック〜」

クルルもすぐにケロロの頼みに乗ってくれた。

「そんじゃあ改めて！サクっと！いってみよう！」

こうしてケロロ達は資金援助目的でカララを探し出すことを決めたのだった。
本来の目的は資金援助目的である。