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■Episode1289 ページ26




【ケロロ 土曜の丑の日をつかまえろ! であります】

________



「諸君!我輩はついに…ペコポン侵略の突破口を見付けたであります!」



いきなり隊員たちを司令室に集まらせたケロロはそう放った。



「何!?」



「ホントですかぁ?軍曹さん!」



「見たまえ」



「な、夏美…」



ケロロの後ろのモニターには夏美が仁王立ちしていた。
そして案の定、ギロロはモニターに映った夏美に反応した。



「そう。我々最大の敵にして、ペコポン防衛のフロントライン!」


____



「地球の!平和は!私が護る!」


____



モニターには夏美にボコボコにやられる
ドロロ以外の小隊5名が映っていた。
まさに、最終防衛ラインと言われた彼女までもある。



「しかし!今日こそは彼女を突破するチャンスなのであります!」



「ふん。ウェットルキングの二の舞はごめんだぞ」



「まぁ、聞きたまえギロロくん」



ウェットルキングのようにはならないように願うギロロに
ケロロはそのような考えは一旦後にさせて
もう一回モニターの方へと誘導する。

モニターには鰻が映った。



「今日は土用の丑の日といって、
ペコポン人が暑い夏を乗り切るために鰻を補給する日。
逆に今日鰻を食べ損なえば、皆夏バテでダメダメになっちゃうのでありますよ」



「ほう?それで?」



「つまり…。


現在の夏美殿は夏バテで体力が低下中。
そこで我々は夏美殿に鰻を食べさせないようにして、
更なる夏バテ地獄へ落としてやるのであります」



鰻を取ろうとするが結局掴めることが出来ず、
「鰻ー!」と叫んで手を伸ばしながら、
地獄へと引きずられてしまう夏美。



「その隙をついて総攻撃!
そうすれば、ペコポン制圧など容易いことであります!ゲロゲロリ!」



ケロロの想像では鰻を手に入ることができず、
絶望に浸る夏美を無視して地球侵略をする
ドロロ以外のケロロ小隊とモアが立っていた。



「二段構えの作戦かァ。頭使ったじゃねぇのォ」



「今日の軍曹さん、一味違うですぅ!」



「…こうやって期待させていつも失敗に終わるのがテンプレですよね」



「なんか言った?ギララくん」



「…こうやって期待させていつも失敗に終わるのが
「分かった。そこはなんでもないっていうところ」」



一人だけ褒めずに今までの流れを言うギララに
ツッコまれて欲しくなかったケロロが顔を近付けて質問すると、
ギララはもう一度同じセリフを言おうとする。

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作者名:Irobi | 作成日時:2022年3月18日 20時

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