Episode1286 ページ23
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「あぁあ！」
「ドロロくん！？」
倒れてしまったドロロを急いでテントに運んだ。
「トラウマによる軽い貧血みたいです。てゆーか、神経衰弱？」
「…トラウマって貧血起こるの？」
ナース服を着たモアがドロロの看病をしてくれるので、
他の人は訓練を行おうとした。
＿＿＿＿
［一方その頃…］
夏美と小雪はスクール水着に着替えて、
川の中一緒にクロールをして泳いでいた。
その表情はとても楽しそうであった。
「ごぽぽぽぽっ！」
「どうした！そんなことで侵略者が務まるか！」
その裏ではギロロ以外の四人が滝の中を泳いでいた。
「ごぽぽぼぼ！(訳：勝手なこと言っちゃって〜ッ！)」
「ごぼぼぼぼぼっ！！(訳：こんな滝登れるわけないですゥ〜！！)」
「ごぼぼぼぼっ(訳：そもそもカエル泳ぎで滝登れるの？)」
「ごぼぼぼぼっ！！(訳：こりゃカエルの滝のぼりだぜ〜！！)」
「モゴモゴ言わずに登れぇ！息継ぎなしだ！」
四人が滝の中で会話をしていると、
ギロロは腕を組んで鬼軍曹のように指示をしていた。
その様子を聞き付けた夏美と小雪が覗く。
「何やってんのよアイツら…」
「っ！」
「夏美殿〜！」
「構うな！登り切るまで休むんじゃない！」
夏美の声に反応しつつも、ケロロが夏美に向けて
助けてもらおうとするがギロロはすぐに我に返って言った。
すると、滝の上からは大きな木が降ってくる。
「だぁぁぁぁっ！！！！」
「あ…」
大きな木は5人に食らって大きな水しぶきがかかった。
「てゆーか、急転直下？」
＿＿＿＿
「それじゃあ！食事の用意をしまーす！」
モアが頭に頭巾を巻いて言う。
「いやぁ！こういうときのインスタント食品って妙に美味いんだよねぇ！」
ケロロ、タママ、クルルがインスタント食品を持って、
昼食に取り掛かろうとしたその時だった。
ギロロがまたミサイルを打ち放ってバリア状態にしてしまったのだ。
「食料は全て山で調達だ」
「…なんでも取ってきて良いんですか？」
「あぁ」
ギララがナイフを取り出して言うと、ギロロは深く頷いた。
＿＿＿＿
「……あれ、夏美ちゃん」
「あ、ギララ…。………っ！？ど、どうしたのよ！」
夏美が薪を拾っていると、ギララに声を掛けられ、
振り返るとそこにはボロボロのギララが突っ立っていた。
夏美はあまりの驚きから一瞬声が出なかったが、
何があったのかギララに聞いた。
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年3月18日 20時
