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Episode825 ページ36




「これは…ただの島じゃないわね…」



「カモフラージュされた宇宙船のようだなァ」



「ヴァイパー達も何処かに居るはずだ。油断するな!」



「はい、ギロロ先輩」



明らかに島ではない雰囲気に疑い、
ギロロはヴァイパー達を警戒して
愛用している光線銃を取り出して注意を払って言うと、
ギララだけが返事してくれて、ギララは身を構えた。



「ゲロ…」



「どうしたの?軍曹」



「き、緊張したらトイレに行きたくなったであります」



「え?しょうがないなぁ…。

あっ、あっちみたい!みんなごめん!すぐ戻るよ!
さ、軍曹!」



「もう!早くしてくださいね?」



トイレに行きたくなったケロロに冬樹は
少し呆れつつも案内所を見てトイレへ行く。
何時ものように緊張感がないケロロにタママは腰に手を当てて言った。



「っ。はい、こちらジェシカ


……っ!」



連絡が入ったのかマイクを当てて喋るジェシカ。
すると、相手の言葉に彼女はハッとした。



「…ねぇ、何かおかしくない?」



「?何がですかぁ?」



「いや…なんで幽霊島にトイレあるの?
しかも親切に案内所まで…」



幽霊島に何故トイレがあるのか不思議でしょうがないギララに
タママは何故かフッと笑って彼の肩を掴んだ。



「ギララ先輩、それは言わないお約束ですよぉ。
そもそもこのアニメって色々パロディあるし、
幽霊島にトイレあってもツッコまないで良いんですよ」



「…そうなんだ」



笑顔の裏には圧が掛けられており、
それを感じ取ったのかは不明だが、
ギララはタママの言葉を分かってくれたみたいだった。

色々メタい事を言っているが…。



______



「ふふふ…遂に手に入れたぞ…。
トロンクワガンの…埋蔵金…。ふへへへへ」



因みに、トロンクワガンの埋蔵金があったのは、
ケロロと冬樹がいたトイレの中の和式であり、
所謂金隠しというものをやっていた。

金塊を全て集めたヴァイパーは背中に抱えて、
手足が震えながらも持っていった。



「そこまでポヨ!」



「ぬ!?」



ヴァイパーがホッとしていたのも束の間、
ポヨンの声が聞こえて上を見上げると、
既に宇宙警察官が揃っていた。

手下のヴァイパー達は警察に捕まっていた。



「この島は完全に包囲されてるポヨ!
もう何処にも逃げられないポヨ!」



ヴァイパーが歯を食いしばりながら後ろを向くと、
そこには小隊4名と銃を向けたジェシカの姿。



「観念しなさい!ヴァイパー!」

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Irobi(プロフ) - ゆっこさん» 初コメありがとうございます!(返信が遅れてしまって誠に申し訳ありませんでした)1から読んでくれてとても嬉しい気持ちとお疲れ様という気持ちが混ざっています。ここまで読んでくれて本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2021年12月24日 12時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - やっと追いつきました!ギララが可愛くてこの作品を見かけて直ぐに読み終えちゃいました。これからも頑張って下さい (2021年12月21日 20時) (レス) @page44 id: cd9fc5524f (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - シャルルさん» ありがとうございます!( ꈍᴗꈍ) (2021年12月13日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - 続編おめでとうございます! (2021年12月13日 19時) (レス) @page5 id: cbde2dbdab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年12月10日 21時

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