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Episode817 ページ28




「指輪の件は全く見に覚えがないであります!
今日は朝からずっと洗濯してたし!」



「あれ?そういえば軍曹さんさっきフッキーと出掛けたんじゃ…」



「我輩が?冬樹殿と?」



先程庭で呟いていたことをケロロに話すと
冬樹と出掛ける約束をした覚えがないのか
またもや首傾げていた。

__



「ゲロリ…」



「どうしたの軍曹。こんなところに連れて来て…」



「冬樹殿は名探偵と見込んで、内緒の話があるでありますよ。
さぁ、この暗号を解読して欲しいであります」



「暗号?」



ケロロが怪しく笑いながら盗んだ指輪を外し、
冬樹に解読させるために大きなモニターが映し出された。



「わぁ…。

『コンドルが赤く染まる時
ハチドリの背にのってホトトギスの声を聞け』

何これ、全然意味が分からないよ」



「だから頼んでんじゃん!名探偵なんだろ?
埋蔵金の在り処の1つも分かんねぇのかよ!」



「埋蔵金?さっきから変なことばっかり言って…
軍曹一体どうしちゃったの?

……っ!」



暗号の意味が分からずケロロの様子も可笑しいと思った
冬樹はそう聞くといきなりケロロが銃を向けてきた。



「つべこべ言わずに暗号を解いてくれねぇかなぁ?
え?日向冬樹さんよぉ」



ケロロが冬樹に対して脅していると
いきなり何者かがケロロに向けて光線銃を撃ってきた。



「っ!」



「うわぁ!?」



ケロロはすぐに避けて宙に浮いて回転し
冬樹も少しよろけながらケロロを見る。
何回か回転したケロロは綺麗に着地をした。



「テメェは…!」



「宇宙インターポール1級特殊捜査官、ジェシカ・ハーピィ。
正体を見せなさい!ヴァイパー!」



「ヴァイパー!?」

 

「クッ…。ふ、ふふふ…」



いきなり現れたジェシカという女性が
ケロロに向けて銃を構えながら正体を見破る。

ケロロは唇を噛み締めたが、すぐに不気味に笑った。



「ゲロ!?」



先程部屋にいたクルル、ドロロ以外の小隊4人と
ポヨンは冬樹をようやく探し出して扉を開けると
もう一人のケロロの姿を見て驚いていた。



「フン、バレちまっちゃあしょうがねぇ。
いかにも…俺様は怪盗ヴァイパー!」



「ゲロぉ!?ヴァイパーですとぉ!?」



「因みに貴様達が倒したヴァイパーの
父方の祖母の妹の息子の嫁の従兄弟の孫だ!」



[ヴァイパー(遠い親戚)]



顔が似ているせいか全く誰が誰なのか分からないヴァイパー一族。
そんなヴァイパーを見たケロロは悲鳴を上げていた。

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Irobi(プロフ) - ゆっこさん» 初コメありがとうございます!(返信が遅れてしまって誠に申し訳ありませんでした)1から読んでくれてとても嬉しい気持ちとお疲れ様という気持ちが混ざっています。ここまで読んでくれて本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2021年12月24日 12時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - やっと追いつきました!ギララが可愛くてこの作品を見かけて直ぐに読み終えちゃいました。これからも頑張って下さい (2021年12月21日 20時) (レス) @page44 id: cd9fc5524f (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - シャルルさん» ありがとうございます!( ꈍᴗꈍ) (2021年12月13日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - 続編おめでとうございます! (2021年12月13日 19時) (レス) @page5 id: cbde2dbdab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年12月10日 21時

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