Episode689 ページ50
✿
しかし、下だけ食べていたせいで
お菓子はバランスを崩してしまい、
画面には『GAMEOVER』と表示された。
タママは自信満々な様子でケロロに
自分の考えたゲームの評価を聞き出した。
「…これって確かパズルゲーム…だっけ」
「ゲームの中でお菓子を食っても腹も膨れないし!
何より地味すぎるてあります!
却下!」
「えー?」
腕を組みながらモニターを見て納得した様子で言うギララ。
しかし、ケロロはタママの考えたアイディアを
厳し目につけた結果、却下する。
見事に却下されたタママは明らかに不貞腐れていた。
「ならば、現実に役立つ実用ゲームはどうだ!
素早く銃器を分解し、再び完全な形に組み立てる
タイムアタックゲーム!
分解しては組み立て…分解しては組み立て…
ハンドガンをクリアした者はライフルへステップアップ。
その次は対戦車砲をクリアし、最終的には…
重金属粒子ビームキャノンをものにするのだ!
どうだ!グッドアイディアだろ!?」
「そんなもん…一部のドマニアしか買わんわぁ!!!」
モニターに映ったのは分解された武器を
組み立てているのが映像で流れており、
ギロロは興奮気味で話す。
しかし、お気に召さなかったケロロは
ギロロに『却下』という貼り紙を銃を放って顔面に貼り付けた。
ケロロは息切れをし、ギロロは顔面に
『却下』という貼り紙を付けたまま倒れていた。
「おじさま!可愛い動物さんがたくさん出てくる
ゲームなんてどうでしょう?」
「おぉっ!」
モアの提案にケロロは期待し、
早速モアは自分が考えたゲームを発表しようとヘルメットを被った。
モニターには可愛らしい動物が沢山出てきて、
真ん中にいるモアを囲んでいた。
「おぉ…!これならファミリー向けゲームとして
ヒットしそうでありますなぁ!」
「まずはパートナーの動物3匹と好きな惑星さんを選びます。
決まったら可愛い動物さんたちと選んだお星さまを
仲良く壊していっちゃいます!
てゆーか、阿鼻叫喚?」
「…破壊ゲーム…?」
ケロロが採用しそうな雰囲気ではあったのだが
モニターではモアと選んだ動物が一緒に惑星を
破壊していくのを見てギララは首を傾げて言った。
「モア殿…それはちょっと…採用出来ないであります…」
「しょぼーん…。てゆーか、意気消沈?」
思っていたものと違い、額に手を当てて
『却下』と書かれた紙を揺らして差し出すケロロに
モアは分かりやすく落ち込んでいた。
21人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください!! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Irobi | 作成日時:2021年11月6日 2時