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Episode644 ページ5




がしかし、散世の言い分も正しい。

何の予告もなしにいきなりテストをするのは
横暴とも言い切れたりはしない。

『抜き打ちテスト』という言葉もあるので、
実際のところはあまり分からないが。



「月神さんは納得してませんね」



「流石、吉祥学園新聞部。
軍曹の怪しい音波攻撃なんかじゃビクともしないんだよ」



彼女1人だけ、洗脳音波は全く効かずに
ケロロの正体を暴こうとしていた。



「なるほど?突然テストなんて言われても困るってことだな?」



「そうです」



「おい、ケロ八」



テストの話し合いをしているところで、
何処かで聞き覚えのある低い声。
ケロロと散世はほぼ同時に後ろの席に視線を向けた。



「俺も聞いてねぇぜ。いきなりテストなんてよぉ」



「Oh Yeah.かったるくてやってらんねぇですぅ」



「だけど、先生のそんなところがす・て・き」



「ケッ」



机の上に足を乗っけて見るからに昭和の不良の格好をするギロロに
学ランのボタンを開けてこちらも不良のような格好をして
お菓子を食べるタママ。

何故か1人だけ黒のロングのカツラにつけまつげ、
セーラー服といった格好をするギララの姿があった。



「ギロロ伍長!?」



「タマちゃんまで…」



「…なんでギララは女装なの?」



ギロロやタママは昭和臭い不良のような格好だが、
ギララ1人だけ何故か女装をしていた。
3人の知り合いである冬樹と桃華は勿論驚きを隠せなかった。



「誰だあれ」



「あんなのうちのクラスにいたっけか」



「なーんか変なお面付けてるし…」



突然現れた3人にクラスの生徒達は
ケロロが来たときと同じように怪しんでいた。



「君たちはぁ…。
ギロ山ギロ郎くんにタマ川タマ夫くん、
ギラ沢ギラ奈ちゃんか!」



「そうだ!ツッパリのギロ郎くんと」



「タマ夫くんだわ!」



「相変わらずギラ奈ちゃん可愛いよなぁ〜。
特に薄紫色の肌が良いんだよ」



「確かにうちのクラスだったよな!」



ケロロがまたもや洗脳チョークで名前を書き、
3人の名前を言っていくと、
冬樹、桃華、散世の3人以外の生徒達は納得していた。



「テストやるんなら、俺はふけるぜ」



「右に同じでぇす」



「全く、2人は相変わらずねー。
テストくらい受ければ良いものをー。
先生、ギラ奈はちゃんと受けるからね」



こちらもいきなりテストをやることに反対しており、
サボろうとして席から立ち上がるギロロとタママ。

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Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください!! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年11月6日 2時

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