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Episode671 ページ32




ギロロが振り返るとタイガーホースが
目を走らせながら走って近付いてきた。



「ここにいろ!」



「ええええっ!?そ、そんな…!」



「…3人で?隊長がトラウマスイッチが
入ってるってことは……?ボクとタママくんの2人?」



ギロロからの指示で驚くタママに、
2人でどうタイガーホースを対処すれば良いのか
ギララ自身もあまりよく分かっていなかった。

そして、タイガーホースはどんどん近付いてくる。



「タマァ!?」



「ギラ」



タママが悲鳴を上げると、ギロロは壁にある
蓋を取って上の三角のボタンを押す、
すると、閉ざされていたシャッターが開いた。

タママとギララは動けずにいると、
ボタンを押していたギロロは急いで2人を引っ張り、
巻き込まれないように避難させていた。


タイガーホースが入っていったのを確認し、
ギロロはボタンを押して扉を閉めると
タイガーホースの悲鳴と大きな揺れが発生した。

ギロロが中を確かめるも、キクロプスが
タイガーホースを食べてお腹を擦っていた。



[宇宙キクロプス]



「げぷっ」



キクロプスは腹いっぱいと感じたのか声に漏れていた。



〈流石はギロロ伍長。ク〜ックックックック〉



〈てゆーか、弱肉強食?〉



そんなギロロを見て珍しくクルルやモアは褒めていた。



「黒い風船が沈んでいくですぅ!」



「…うん」



〈クックック〜。またいつ浮き上がってくるか分かんねぇけどな〉



沢山あった黒くて濁った風船は下へと沈んでいき、
嬉しそうな声で言うタママに頷くギララ。
カプセルの中にいたドロロか放たれていた
黒いオーラはやがて無くなっていった。



「っ!……?拙者今まで何を…」



[こうして、ドロロ兵長は救われた]



今までの記憶を思い出せないのか、
ドロロは顔を顰めて首を傾げていた。



[だが]



「た、隊長殿!?」



「修学旅行で……枕投げした時…」



ぶつぶつと過去のトラウマをずっと呟いてばかりのケロロに
ギロロは怒りの頂点に達しており、今にも怒鳴りそうで、
ドロロは慌てたように見る。

クルルは笑い、モアと幽霊は心配そうに見詰め、
タママは呆れたように見て、ギララは真顔で見詰めていた。



[今度はケロロ軍曹が元に戻らなくなっちゃいました!
どつかれさん!]



「僕だったんだ…!」

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Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください!! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年11月6日 2時

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