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■Episode663 ページ24




【ドロロ トラウマからの脱出 であります】

________



[誰にでも、思い出したくない過去の1つや2つ…あるものです
1つや2つなら良いんですけどね…]



「そうだそうだそうだった…
あの時ケロロくんが僕の置き傘を勝手に…
それにあの時だって…ケロロくんが僕のお弁当の卵焼きを勝手に…」



まだトラウマから脱出出来ていなかったのか
体操座りをしながらぶつぶつと黒いオーラを放ちながら
過去の事を思い出しているドロロ。

いつもならほんの時間が経てば立ち直るが
今回はそう簡単には立ち直らなかった。



「これがドロロ先輩ですかぁ?」



「もうほんと!鬱陶しくてやんなっちゃうよ!」



「だけど、トラウマを生み出したのって隊長ですよね」



「ゲロ…」



陰のオーラを放っているドロロにタママは少し混乱し、
ケロロは手を腰に当てて顔を顰めていた。

そして、ギララからの痛い言葉にケロロは何も言えなかった。



「だが…確かに今回は酷いな
いつもなら一晩も経てば元のドロロに戻ってた筈だが…」



[ケロロ小隊のドロロ兵長はトラウマスイッチが入ったまんま
元に戻らなくなっちゃいました]



6人はぶつぶつと過去の事について
グダグダ独り言を呟くドロロを黙って見ていた。



「トラウマレベル6か。レベル7までいったらおしまいだな」



「どういうことだ?」



「ずーっとこのまんま元に戻れないってことさ」



リモコンでドロロのトラウマレベルを確認し、
クルルが簡単に説明していくと
「えーーーっ!?」とケロロが驚いた声を上げた。



「なんだと!?」



「そんな…!」



「ドロロ兵長!」



「てことは、戦闘も役立たずってこと?」



「ギララ先輩ストレートですぅ」



確かにトラウマスイッチ状態で戦闘に入るのは
無理かもしれないと考えられるのだが
ギララの言葉は少し言い方が悪いのだ。

4人が驚く中、ギララだけが冷静にドロロを指差しながら言うと
タママは少し引き気味で答えた。



「冗談じゃないであります!
ドロロにそんな調子で居座ってられたら
鬱陶しくておちおちガンプラも作ってられないよ!」



「「「「………」」」」



ドロロの心配ではなく、ガンプラの心配をして
腕を組んで拗ねながら言うケロロに
ギララ以外の3人は呆れたように肩を落とし、
ギララは表情変えずに棒立ちで見詰めていた。



「じゃあ、ドロロ兵長の頭の中に入って
こうなった原因を探ってみるかい?」



「ケロ?頭の中に?」

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Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください!! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年11月6日 2時

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