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Episode651 ページ12




言葉を間違えれば地球が危うい状況である。



「どぎゃんしたすかケロロ。
もしかしてもう、誰か他に良か人で見つけだすか?」



「げ、ゲロ…



ゲロ!?」



「え」



ケロロが襖を見るとそこには夏美の姿が見える。
夏美はケロロと目が合い、瞬きをさせる。



「ケ…ロ…」



「……」



「……ケロ」



目に涙を溜めながら泣いて見詰めてくるケロロに
夏美は何か嫌な予感を感じ取る。
そして、泣きそうになっていたケロロは
目に涙を溜めながら夏美に向けて微笑んだ。

何かを決心したのか、ケロロは机を思い切り叩いて
席から立ち上がった。



「そうであります父上!実は我輩!恥ずかしながら!
侵略すべき筈のペコポンの女性と…!


そう!そこの日向夏美殿と結婚の約束をぉ!!」



「な゛ぁ!?」



指差して名前まで言ってくるケロロに
夏美は驚きを隠せず、口を大きく開けていた。



「ええええ!?」



「ぬわんだとぉ!?」



「急展開」



いきなりのケロロの結婚発言にケロロが好きなタママは眼孔が開き、
夏美が好きなギロロも黙っておけず、
ギララは慌てた様子も悲しんだ様子も怒った様子もなく
ただ真顔で冷静に呟いただけであった。



その時、廊下にいたモアはケロロの話を聞いて、
涙が一粒頬に伝い、ルシファースピアを取り出して
床に置くと、廊下に穴が開いた。



「「も、モアちゃん!?」」



「そんな…モア大ショックです。
おじさまと夏美さんがそんな関係だったなんて…。
てゆーか、自暴自棄ぃ?

黙示録撃(ハルマゲドン)!1分の100!」



「「わぁ!?モアちゃんストップストップ!!」」



「…1分の100ってことは…100倍」



黙示録撃(ハルマゲドン)を繰り出そうとするモアに
夏美と冬樹は慌ててルシファースピアを持って
無理矢理止めさせて事の顛末を話した。

1分の100…実質100である。

__




「てゆーか、偽装工作?」



「そうなんだ。
軍曹、なんとかお見合いを断ろうとして…」



「ガンプラの為にね」



そう。ガンプラの為にケロロはお見合いをすることは反対し、
夏美と目が合い、咄嗟に嘘を吐いた。

夏美はただの巻き込まれである。



「にしても…夏美をダシにするとは…許せん!」



「どうせならボクをダシにして欲しかったですぅ」



巻き込まれてしまった夏美を見て
ケロロに対して怒りが募っているギロロ。
本音はただの嫉妬もあるだろう。

タママのセリフは敢えて言わない方が良さそうだ。

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Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年11月6日 9時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください!! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年11月6日 8時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年11月6日 2時

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