Episode538 ページ49
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沢山積まれてある書類の上に一つの手紙があり
秋は不思議に思いながらそれを開いてみる。
【がんばって】
「………？」
字体を見ても誰が書いたのか分からず、首を傾げた秋。
秋は疑問に思いつつも、ポケットに入れて
また仕事に取り掛かったのだった。
一方、外ではギララがフライングボードに乗って
出版社に背を向けて飛んでいたのだった。
やることを済ませたギララは
再びケロロの部屋へと戻って行った。
＿＿＿＿＿＿＿＿
「帰りました…。………？」
「あぅ…ギララ〜…」
何故か床にはくしゃくしゃになってしまって
ページも破けている
ギララが帰ってきて、ケロロは泣きそうな声で
ギララの名前を呼んで勢いよく抱き着いて頬ずりをする。
「…掃除機で吸った…」
「うん…。…っ、くしゃくしゃで読めないであります…」
しゃくりをあげながらモアとギララと一緒に
くしゃくしゃになってしまったマニュアルを
ケロロは直そうとしていると、針は6時を指しており
ゴーン、と大きな音が鳴り響いた。
「ゲロ！？もうこんな時間！？
このままじゃ我輩…何もせぬ内に
「おじさま…」
「……隊長」
どうやら、ケロロは1日で地球侵略が出来ずに
終わってしまうのかと絶望に陥り、モアは寂しそうな声で
ギララはいつもと変わりない声でケロロを呼ぶ。
「夏美殿め…人の気も知らないで…
きっとこの日…我輩に冷たくしたことを後悔するであります…」
「それはないな」
「……？クルル曹長」
ケロロがまた怪しく笑いながら言っていると
クルルがやって来て彼の言葉を否定する。
どういうことなのか分からず、3人はクルルに視線を向けた。
「俺たちがいた痕跡は全て消える」
「ええっ！？」
「物的証拠は勿論、俺達と接触した
その記憶を全て消されるのさ。それが決まりだからな」
「(…そうか、みんなが我輩と過ごした記憶も…
全部無くなっちゃうんだ…)」
想像もしていなかった事実が判明して
ケロロは言葉を失い、モアは気まずそうに下に俯き
ギララもそっぽを向いて表情が分からなかった。
分からないとしても絶対に真顔だが。
「軍曹ー！ご飯だよー！」
「っ！」
「早くおいでね！」
「冬樹殿…」
明るい声と笑顔で言う冬樹にケロロは名を呼び
晩御飯を食べるために部屋を出て行った。
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Irobi(プロフ) - ひよこ丸さん» 初コメントありがとうございます！最初から閲覧とても嬉しいです。ほぼ強制？だとしても共犯は共犯ですからね(笑)きちんとお仕置きは受けてもらっています(笑)そうですね。2ndシーズンは週に3話放送されるので嬉しいですが、更新頑張ろうと思っています！ (2021年10月2日 21時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ丸 - 初コメです！最初からここまで読めてやっとコメントが出来ます！wとても面白くて読みやすく、私が特にお気に入りなのはギララくんもちゃんと一緒に夏美のお仕置きを受けるところや他の人達との絡みが大好きです！2ndシーズンに入ったら大変そうですが頑張ってください！ (2021年10月2日 16時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます！ (2021年9月25日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2021年9月25日 17時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2021年9月25日 15時
