Episode525 ページ36
✿
ケロロは起き上がって呂律が回っていない状態で言うと、
また夏美に頭を鷲掴みされる。
目の色が変わっていた夏美は徐々に戻っていく。
「もういっちょいく？」
「─そこまでだ。幸福下士官
好きな方を選ぶが良い。これが本来の関係だ」
夏美がケロロに一言言ったその時だった。
背後からギロロが銃を構えて夏美に言い放つ。
すると、黙ってしまった夏美であったが、
その場で倒れてしまった。
「ゲロ！？」
「タマ！？」
「ギロ！？」
顔が赤くなって苦しそうに息を吐く夏美に、
一同は驚きを隠せないでいた。
「我輩、冬樹殿を呼んでくるであります！」
「は、はいですぅ！」
「…………」
夏美が倒れてしまい、ケロロは急いで冬樹を呼びに行き
ギララは走って夏美の所へ行き、彼女の額を触る。
「…………」
「何か分かりますぅ？」
「………」
考えることをやめたギララであるが
額の熱さ、原因はやはり熱なのか
しかし、何故急に熱が出て倒れたのか、思考を巡らす。
しかし、考えることをやめたギララは
分からなくなってしまい、頭から煙が出てきた。
「え、どうしたんですか！？」
「……分からない。……ボクも分からない…」
「キャパオーバーだな」
「いや、緊急事態なのにキャパオーバーして
どうするんっすか、特技兵さん」
頭を回して、目も回しながら言うギララに
タママは慌てて声を掛ける。
クルルからの冷静な声と言葉に
タママは呆れたように返した。
＿＿＿＿
「冬樹殿！夏美殿が！」
「えっ！？」
一方、ケロロは冬樹の部屋に行って
夏美が倒れたことを話して一緒に地下基地まで向かった。
＿＿＿＿
「40度2分！？」
「そ、それってまずいでありますか…？」
「まずいなんてもんじゃないよ…
さっきまで何とも無かったのに…
急にこんな熱が出るなんて…」
地球人にとって、40度の熱はかなりヤバい状態だ。
何故夏美が急に熱を出したのか冬樹も考え
夏美は苦しそうにしながら布団に入って寝ていた。
「ただの風邪じゃないかも…」
「「「っ！？」」」
「命に関わるかもしれないよ？すぐに救急車を呼ばなきゃ」
「了解であります！」
ストレスによる熱なのか、それとも別で何かあるのか
一先ず、医者に見てもらった方が早いので
冬樹は救急車を呼ぶよう指示をして、
ケロロも了承を得て敬礼した。
「電話」
「ゲロ！？」
「壊しちゃったですぅ…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Irobi(プロフ) - ひよこ丸さん» 初コメントありがとうございます！最初から閲覧とても嬉しいです。ほぼ強制？だとしても共犯は共犯ですからね(笑)きちんとお仕置きは受けてもらっています(笑)そうですね。2ndシーズンは週に3話放送されるので嬉しいですが、更新頑張ろうと思っています！ (2021年10月2日 21時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ丸 - 初コメです！最初からここまで読めてやっとコメントが出来ます！wとても面白くて読みやすく、私が特にお気に入りなのはギララくんもちゃんと一緒に夏美のお仕置きを受けるところや他の人達との絡みが大好きです！2ndシーズンに入ったら大変そうですが頑張ってください！ (2021年10月2日 16時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます！ (2021年9月25日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2021年9月25日 17時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Irobi | 作成日時：2021年9月25日 15時
