Episode524 ページ35
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「夏美くん…君の時代は終わったのだよ」
「…なんですって…?」
ケロロ達の仕業だとすぐに分かった夏美は、
地下室に行って、基地に訪れる。
叱りつけようとした夏美であったが、
背を向いていきなりそんなことを言うケロロに、
どういうことなのか分からずにいた。
「これからは我輩がこの家を支配する!
そして、ゆくゆくは
[完全制圧]
そう宣言するケロロと後ろではドロロ以外の
ケロロ小隊部下四人が固まっている。
背景には制圧された地球が映る。
「へぇ…全員でかかれば勝てるとでも思ってるの?」
「なっ、ナッチーの戦闘力がみるみる上がっていくですぅ!」
「狼狽えるな!」
タママが付けていたスカウターを見ると、
確かに夏美の戦闘力が3桁から4桁、4桁から5桁へと
どんどん変わって行き、最早勝てる気がしない状態だった。
しかし、それでも戦おうとするケロロは声を荒らげて言った。
「あ、ポチッと」
クルルがリモコンのボタンを押すと、
秋の姿をしたスーツが出て来て、
アームに掴まれたケロロは装着を行う。
そして、秋の髪と眼鏡も付けられ、
それを見ていた夏美は何も怯まなかった。
寧ろ、呆れた目で見ていた。
「
「これが、最終兵器母さん!
さぁ、夏美!ママと本気で戦えるかしら?」
ケロロが声をより高くして喋りながら、
戦闘する為に構えていると、
ケロロが話している途中で夏美から蹴りが入る。
しかも、とても強いものであり、
ケロロの顔はすぐにめり込んでいた。
「ケロォ!?」
[最終兵器母さん効果なし]
蹴り飛ばされたケロロは床が壊れてしまい、
勢いよく回転をしている。
完全に目の色が変わってしまった夏美は、
倒れたケロロを素早く追う。
「あーあ…」
「………お墓作る?」
「一応」
ケロロの敗北を察したタママは諦めの声を出し
ギララも諦めたのか墓まで作ろうとする。
他の人たちは何もツッコまず、タママは頷いて言った。
「お小遣い…抜きよ夏美…」
「っ!」
「ケロォ!?」
[またまた効果なし]
震えた声で言うケロロだったが、夏美にはやはり効果がなく
肩を持って投げ飛ばすと、ケロロの悲鳴が聞こえてくる。
「お、温泉…連れてかないわよ…っ!」
しかし、夏美はもう一度蹴りを入れると
ケロロはまた勢いよく回転をしていく。
[やっぱし効果なし!]
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Irobi(プロフ) - ひよこ丸さん» 初コメントありがとうございます!最初から閲覧とても嬉しいです。ほぼ強制?だとしても共犯は共犯ですからね(笑)きちんとお仕置きは受けてもらっています(笑)そうですね。2ndシーズンは週に3話放送されるので嬉しいですが、更新頑張ろうと思っています! (2021年10月2日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ丸 - 初コメです!最初からここまで読めてやっとコメントが出来ます!wとても面白くて読みやすく、私が特にお気に入りなのはギララくんもちゃんと一緒に夏美のお仕置きを受けるところや他の人達との絡みが大好きです!2ndシーズンに入ったら大変そうですが頑張ってください! (2021年10月2日 16時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年9月25日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年9月25日 17時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi | 作成日時:2021年9月25日 15時