検索窓
今日:4 hit、昨日:42 hit、合計:10,893 hit

Episode521 ページ32




「……そうだ。俺達に必要な事は…馴れ合う事じゃない…。
戦うことだった…」



「みゃおん?」



何かを決心したギロロは立ち上がってそんなことを言いながら
隠し持っていた銃を構えている。
ギロロを見て猫は不思議そうに首を傾げたのだった。

______



「どりゃっ!」



「タマ?」



「ケロ?」



「ん?」



「ギラ」



ケロロの部屋では、タママは漫画を読み
ケロロはガンプラを作ってモアはそれを見届ける。
クルルはビーチチェアに座って
ギララは何やら欲しい物でもあるのか雑誌を見ていた。

足でドアを開けるギロロに、いきなりドアを
勢いよく開けられたせいか、5人は一斉に彼を見た。



「ケロロ。即刻、全面的地球(ペコポン)侵略作戦を発動すべきだ」



「………な、なに?何?話が見えないんですが…」



「ここを侵略の拠点と定めて一年にもなる。
だが未だに、この家一つ制圧出来ていない!」



「……何、この悪役…」



突然、両手に銃を持って言うギロロに
いきなり何を言うのかと思って混乱しまくるケロロだったが
ギロロは気にした様子もなく、淡々と話を進めていく。



「ケロン星を出発した、あの日のことを!」



「…ハッ!ケロ!?あの日……。


総合サッカー試合なんてのも開かれたあの日…」



「宇宙船に乗り込むときは町中をパレードしたですぅ!
あの時…真っ赤なスカーフを振ってた女性がいましたけど…
誰の為だったんでしょうね…」



ケロロ小隊6人がサッカーを行ったり
ケロロを先頭に歩いていく5人。

周りではファンやらで囲まれていて
大歓声を起こしていた。



「クックック〜。みんなその気でいれば良いんじゃね」


「てゆーか、男的浪漫(おとこのろまん)…」



「…何だったっけ」



ロングウェーブの髪に赤いスカーフを振る女性に、
6人は行進をして構えながら見ている。

皆はあの日の思い出に浸っていると、
ギララだけ首を傾げながら思い出せないでいた。



「とにかく!この基地の指揮権を我々の手に!
それが作戦の第一歩ぉ!」



「…なるほど。でも、日向家の指揮権を手に入れるのにはさぁ…」


____



「ボーケーガーエール…!」



____



そう。日向家の指揮権を手に入れるためには、
この家で恐れられている人物、日向夏美の姿を
思い出すギロロとモア以外の4人。

そこには凶暴化した夏美の姿が。



「ゲロ…」



「タマ…」



「ク…」



「ギラ…」



[デビルサマー]

Episode522→←■Episode520



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
設定タグ:ケロロ軍曹 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Irobi(プロフ) - ひよこ丸さん» 初コメントありがとうございます!最初から閲覧とても嬉しいです。ほぼ強制?だとしても共犯は共犯ですからね(笑)きちんとお仕置きは受けてもらっています(笑)そうですね。2ndシーズンは週に3話放送されるので嬉しいですが、更新頑張ろうと思っています! (2021年10月2日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ丸 - 初コメです!最初からここまで読めてやっとコメントが出来ます!wとても面白くて読みやすく、私が特にお気に入りなのはギララくんもちゃんと一緒に夏美のお仕置きを受けるところや他の人達との絡みが大好きです!2ndシーズンに入ったら大変そうですが頑張ってください! (2021年10月2日 16時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年9月25日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年9月25日 17時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Irobi | 作成日時:2021年9月25日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。