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Episode507 ページ18




「ギララくん!」



「……ギラギラギラギラ…」



廊下では鳴きながら倒れているギララの姿。

ドロロはギララの名前を呼んで駆け寄って、
冬樹はエネルギーを吸い込まないように
頭や体など完全装備をしていた。



「ギラギラギラギラギラギラギラ…」



「ギララ!しっかり!」



白目を剥いてただひたすらに鳴いているギララに
正気を取り戻そうとしているのか
冬樹はギララの肩を掴んで少し激しく揺さぶっていた。

すると、ギララはいきなり黙った。



「…ボク、にんにくラーメン、チャーシュー抜き」



「………え?」



「…ここに来て食べ物の話でござるか…」



突然、ギララの口から言い放った言葉に
冬樹は目を点にして驚いており
ドロロは呆れているのか額に手を当てて首を軽く横に振っていた。



「…先に進もう」



「承知」



ギララをその場に置いてエネルギーを何とかしようと、
冬樹とドロロはラボへと向かっていった。

________



冬樹とドロロはこの後、エネルギーを吸い込んで
やる気のないモアやギロロ、タママ、クルルに遭遇したが
何とかケロロのいるラボへと到着することに成功し
エネルギーの発生源を突き止めようとした。

ドアが開いて先へ進むと「ケロケロ」と
ケロロが鳴いている声と鼻歌が響いていた。



「歌?」



「歌は良いねぇ…。地球(ペコポン)人が出した文化の極みだ…。
そう感じないか?日向冬樹くん」



「軍曹…」



「折角だし…皆でダメになっちゃおうよ」



宙に浮いてねっとりしている声で言うケロロは
そう言葉を発した後、黒い霧が包まれていき
冬樹とドロロは驚いた様子で見ていた。

すると、いきなり翼が生えて髪型がショートカットで
何処かで見たことのあるような巨大な少女が出て来た。

彼女の目がゆっくりと開いた。



「あれは…?」



「ブラッドタイプブルー!
あれこそがエネルギー体の中心でござる!」



「人の形をしているのに…?」



「恐らく、暴走したエネルギーが独自の意思を持ち、
進化した姿でござる…」



あまり理解が出来ていない冬樹にドロロは冷静に
そして丁寧に説明をしていった。



「……多分、私は4人目だから…」



「「はぁ?」」



いきなり意味不明な事を言う少女にドロロと冬樹は
揃って同じ言葉を発して彼女を見る。



「だって私はあなた達の人形じゃないもの」



「君が何を言ってるのかさっぱり分からないよ?」

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Irobi(プロフ) - ひよこ丸さん» 初コメントありがとうございます!最初から閲覧とても嬉しいです。ほぼ強制?だとしても共犯は共犯ですからね(笑)きちんとお仕置きは受けてもらっています(笑)そうですね。2ndシーズンは週に3話放送されるので嬉しいですが、更新頑張ろうと思っています! (2021年10月2日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ丸 - 初コメです!最初からここまで読めてやっとコメントが出来ます!wとても面白くて読みやすく、私が特にお気に入りなのはギララくんもちゃんと一緒に夏美のお仕置きを受けるところや他の人達との絡みが大好きです!2ndシーズンに入ったら大変そうですが頑張ってください! (2021年10月2日 16時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年9月25日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年9月25日 17時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年9月25日 15時

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