Episode386 ページ44
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「クックック」
「ギャァーーー!!」
タママが空に向かって言い、クルルが笑っていると、
花火に巻き込まれたギロロが真っ黒焦げになっており、
勢いよく空高くから落ちてきた。
落ちてきた瞬間、四人は瞬きをした。
「俺を打ち上げてどうする…」
「だーって赤いし丸いし!」
「ずばーり凧のイメージにピッタリですぅ!」
「そういうことじゃないだろ!!」
天然なのか計算なのかは不明だが、
笑いながら言うケロロとタママに、
ギロロは顔を起き上がらせてツッコミをした。
そして、凧揚げの次は羽根つきだ。
モアが板を持って顔にバツを書かれて
楽しそうに笑っていた。
[お正月といえば羽根つき!]
「んじゃ俺からいくぜェ。ほれと」
「ほほぅ。そう来たでありますか。
しからば我輩は…こうっと!」
クルルとケロロがそれぞれ筆を持って
羽根つきに負けたであろうギロロが
顔に落書きをされていた。
九個のマス目にクルルがマルを書いて、
ケロロがバツを書いて遊んでいた。
離れたところではタママとギララが
羽根つきで遊んでいた。
ギロロは顔に落書きされつつも、
腕を組んで胡座をかきながら怒りで震えていた。
「何をやっとる…」
「ケロ?」
怒りで声を震わせながら言うギロロに、
ケロロは小首を傾げそうな疑問を持った声色で呟いた。
「あー、ギララ先輩落としたですぅ!」
「………お願い」
「はいですぅ!」
羽根つきで遊んでいた二人だったが、
どうやらギララが羽根を落としたらしく、
指を差して楽しそうに笑いながら言うタママ。
ギララは板を置いて垂れている兵帽を掴んで、
タママに顔の落書きをお願いする。
タママは嬉しそうに返事をしたあと、
ギララの顔に墨汁がついた筆を入れた。
そして次は福笑い。
モアが完成した福笑いを笑顔で持っている。
[そしてお正月といえば福笑い!]
「ワラウカドニハフクキタル銃ー。ポチッと」
「ドワァーーーッ!!?」
クルルが発明した銃をギロロに向けて光線を出すと、
ギロロは悲鳴を上げながらそれに当たる。
すると、ギロロの顔のパーツが外れた。
「んじゃいくよー!」
ケロロが目隠しをしてギロロの顔のパーツを持って
福笑いに挑戦をする。
「こんなんでどう?」
ケロロが出来たのはツリ目だったギロロの目が
ギララのようにジト目のようになって、
口角も上がって不自然な顔になる。
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Irobi(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます!小隊には珍しい無表情キャラとして、少し可愛さも入れつつも執筆しているので、そう言ってもらえると凄く嬉しいです!これからもどんどん愛が増えていってほしいですね。笑 続編もよろしくおねがいします! (2021年9月3日 16時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - Irobiさん» もう続編にいきますね!おめでとうございます! 最近、ストーリーが進むにつれ、ギララ君の可愛さとギララ君への愛が増していてつらいです……!(笑) これからもよろしくお願いします! (2021年9月3日 10時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます!(^^) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 続編おめでとうございます!(^-^)/更新お疲れ様です!! (2021年8月24日 19時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもコメントありがとうございます! (2021年8月24日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi x他1人 | 作成日時:2021年8月24日 8時