Episode383 ページ41
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規模が大きなクリスマスプレゼントであるが、
ホワイトクリスマスというロマンチックなプレゼントである。
すると、ベルの音が聞こえ、前を見ると
トナカイに引かれ、ソリに乗っている
サンタクロースの姿があった。
「あっはは…!」
サブローは可笑しそうに笑いながら、頭を掻いた。
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「…っ、雪……?」
フライングボートに乗って家に帰ると、
空から雪が降ってきて操縦しつつも
手をかざしながら空を見上げるギララ。
ふと右を見るとサブローが手を振っている。
ギララの姿に気付いている様子だった。
ギララはサブローを見て手を振り返し、
フライングボートの加速をして家へ向かった。
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公園の奥の林に到着して、フライングボートを降り、
ハンモックに乗ってタッパーを開けるギララ。
中には沢山のサンドイッチ。別のタッパーにはチキン。
ギララの腹の音も鳴っているので、
サンドイッチを取り出して口に入れる。
「…………」
無言で食べ進めているので、
サンドイッチが美味しいということなのだろう。
卵やレタス、ハムとレタス、カレーとソーセージ。
サンドイッチの色々な具が挟んであり、
味を変えたいというときも最適である。
ギララはチキンを手に持って食べると、
冷めてしまって入るがソースが肉と絡み合い、
更にかぶりついていた。
「…………っ」
あまりにも美味しかったのか、
ギララの口の周りにはソースやチキンの油が付いてある。
夏美から別で貰ったウェットティッシュで口元を拭く。
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「あっ、ギララくん。口にクリーム付いてるよ?」
「食い意地張ってんなぁ…!」
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「っ、……はぁ、あ…」
また顔は見えないが小さい時の事を思い出したのか、
一度気持ちを落ち着かせるために
ギララは胸に手を当てて深呼吸をする。
そんなことをしていると、上からベルの音が鳴り、
上を見上げるとソリに乗っている
サンタクロースの姿があったのだった。
「…メリークリスマス…か」
そうギララが囁くような声で呟いたあと、
ため息を吐くかのように吐いた息はとても白かった。
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Irobi(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます!小隊には珍しい無表情キャラとして、少し可愛さも入れつつも執筆しているので、そう言ってもらえると凄く嬉しいです!これからもどんどん愛が増えていってほしいですね。笑 続編もよろしくおねがいします! (2021年9月3日 16時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - Irobiさん» もう続編にいきますね!おめでとうございます! 最近、ストーリーが進むにつれ、ギララ君の可愛さとギララ君への愛が増していてつらいです……!(笑) これからもよろしくお願いします! (2021年9月3日 10時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます!(^^) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 続編おめでとうございます!(^-^)/更新お疲れ様です!! (2021年8月24日 19時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもコメントありがとうございます! (2021年8月24日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi x他1人 | 作成日時:2021年8月24日 8時