Episode377 ページ35
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ケロロの部屋に着き、ドアを開けると、
そこには立ち尽くして白目を剥いている
ケロロの姿があった。
見るからに落ち込んでいるように見え、
ギララがケロロの名前を呼ぶとケロロは
ゆっくりと後ろに振り返った。
「っ!ギララ………。ギララーーーーっ!!!
ギロロもクルルも酷いんだよぉ!?
いきなり作戦に参加しないとか言い出してさぁ!
あんまりでありますよぉぉぉ!!!」
「…はぁ」
どうやら、何らかの理由でギロロとクルルも
作戦に協力することが無くなったらしい。
最後の仲間となってしまったギララに
ケロロは泣きながら抱き着いていた。
「でも良かったであります!
ギララだけでも我輩の協力をしてくれて…!」
[いや、アンタさっきまで忘れてたでしょ]
どうやら、ギララがケロロの部屋に来る前に、
ケロロはギララの存在を忘れていたらしい。
「これからは二人でやっていくであります!
二人ではボーナスも貰えず、ガンプラも買う事ができない…。
ならば!サンタさんに縋るしかないのでありますよ!」
「なるほど」
「そうと決まれば!!」
ケロロは張り切ったようにギララの手を引き、
自分の部屋を後にして、ギララは手を引かれて
そのままケロロに着いていくことにした。
一体何処に向かうのだろうか。
____
「冬樹殿ー!サンタさんは何処にいるでありますか!」
「サンタさん?」
「教えて欲しいであります!」
ケロロに連れられてやって来たのは冬樹の部屋。
どうやら、サンタクロースの在処を
冬樹に教えてもらいにやって来たそうだ。
冬樹は突然のことで戸惑いつつも、
地球儀を出して二人に分かりやすく説明しようとした。
「有名なのはグリーンランド。
サンタクロースの家があるって言われてるね」
「なるほど。冬樹殿、かたじけない。
グリーンランドでありますな」
地球儀の上の方を指し、グリーンランドにいると教えられ、
ケロロは敬礼をして冬樹の部屋を去ろうとし、
ギララも敬礼だけしてケロロを追おうとした。
「後、ラップランドのロバニエミにも
サンタクロースの村があるよ」
「ケロ?」
「らっぷらんど…??ろばにえみ?」
地球儀を回しながら言う冬樹に、
部屋を出ようとしたケロロが聞きに行き、
動こうとしたギララが冬樹の所へ歩いて戻る。
聞いたことのない国名などが出て来て、
ギララは疑問符を浮かべていた。
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Irobi(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます!小隊には珍しい無表情キャラとして、少し可愛さも入れつつも執筆しているので、そう言ってもらえると凄く嬉しいです!これからもどんどん愛が増えていってほしいですね。笑 続編もよろしくおねがいします! (2021年9月3日 16時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - Irobiさん» もう続編にいきますね!おめでとうございます! 最近、ストーリーが進むにつれ、ギララ君の可愛さとギララ君への愛が増していてつらいです……!(笑) これからもよろしくお願いします! (2021年9月3日 10時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます!(^^) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 続編おめでとうございます!(^-^)/更新お疲れ様です!! (2021年8月24日 19時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもコメントありがとうございます! (2021年8月24日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi x他1人 | 作成日時:2021年8月24日 8時