Episode356 ページ14
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「我輩が…ギャオちゃんを説得するであります!」
どうやら、自分の言葉で説得してみせようとするケロロ。
持っていたコントローラーを置いて、
ゆっくりとティラノサウルスに近付いていく。
「ギャオちゃん!大人しくするであります!
我輩の言うことを聞くであります!」
ティラノサウルスはケロロの方へ向くが、
大きな声を荒らげて威嚇をする。
木陰から見ていた一同はティラノサウルスの
威嚇に驚きつつも震えていた。
「ギャオちゃん…!」
ケロロはティラノサウルスの目を見ると、
ティラノサウルスもケロロの目を見る。
二人は真っ直ぐに見詰め合い、
ティラノサウルスの回想ではケロロとの
先程の思い出が脳内で流れていた。
「ギャオちゃん…」
ケロロが優しい声で名前を呼び、
涙を流しているせいか頬と鼻が赤くなっていた。
「我輩のこと…思い出してくれたで…ゲロォ!?」
しかし。ティラノサウルスには全く響かず、
ケロロを無視して踏んでいったのだった。
「「「あーあ…」」」
「クックック〜」
「フラグ回収」
「ギャオちゃんのバカぁ!
お前なんか絶交でありまーす!!」
ティラノサウルスを説得出来なかったケロロに、
一同はガッカリしたリアクションを取り、
クルルは笑い、ギララは表情変えずに呟いた。
ティラノサウルスに踏まれたケロロの鼻には
絆創膏が貼ってあり、ティラノサウルスを
指差しながら泣き喚いていた。
そして、ティラノサウルスはまた鳴いて
八人を追い、彼らも逃げていく。
「ねぇ、クルル!
タイムマシンで大昔に送り込んだり出来ないの?」
「ク〜、いくら天才の俺でも
タイムマシンなんて作れるわけないだろ」
「わっ!もうまたぁ!?」
夏美が本日二度目で転んでしまい
文句を言いながらも何かを見付ける。
夏美の足元には水色の銃。
「ジンセイガニドアレバ銃!」
[偶然その1]
「姉ちゃん!その銃でギャオちゃんを若返らせれば…」
「そっか!卵に戻しちゃえば良いのね!」
どうやら、ジンセイガニドアレバ銃は
撃った相手を若返らせることが出来るらしい。
名前のネーミングセンスや
このような発明品を作れるのはクルルしかいなかった。
冬樹に言われ、銃をティラノサウルスに向けて
光線を撃つが見事に交わされてしまい
部屋に繫がる扉に当たってしまったのだった。
[偶然その2]
扉は虹色に光り、その光によって
全員は思わず目を瞑ってしまう。
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Irobi(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます!小隊には珍しい無表情キャラとして、少し可愛さも入れつつも執筆しているので、そう言ってもらえると凄く嬉しいです!これからもどんどん愛が増えていってほしいですね。笑 続編もよろしくおねがいします! (2021年9月3日 16時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - Irobiさん» もう続編にいきますね!おめでとうございます! 最近、ストーリーが進むにつれ、ギララ君の可愛さとギララ君への愛が増していてつらいです……!(笑) これからもよろしくお願いします! (2021年9月3日 10時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます!(^^) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 続編おめでとうございます!(^-^)/更新お疲れ様です!! (2021年8月24日 19時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもコメントありがとうございます! (2021年8月24日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi x他1人 | 作成日時:2021年8月24日 8時