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Episode342 ページ49




「ずっるぅ…」



「クックックッ…」



「…隊長やドロロ先輩が良いなら」



ケロロのゲスさにタママは引きながら言い、
クルルは面白くなってきたと思って笑い、
ギララは本人たちが良いならそれで良いらしい。

___



結局、忍者教室を始めることとなり、
地下室の忍者教室でドロロはペコポン人スーツを
着用して正座しながら待っていた。

しかし…。



「お客さんちっとも来ないですねぇ…」



「一人も来てない」



「え」



ドロロの様子をクルル以外の小隊4人と
モアが外から見守っているが
タママとギララの言う通り誰も来ていない。

来ないという現実を突き付けられて、
ドロロは情けなく呟いた。



「やはりこの不景気に月謝5,000円ってのは
高かったのではないか?」



「ゲロ?」



「それよりも入会金10,000円というのが高すぎなんじゃ…」



月謝と入会金の値段について
ようやくケロロに指摘をするギロロとモア。

そう。入会金と月謝が高いというのも、
忍者教室に来ない理由の一つだろう。



「イヤァーーー!!

やっぱり僕なんかが先生じゃ…誰も来てくれないんだぁ…」



いきなり発狂するドロロを5人は確認すると、
体育座りになってトラウマスイッチも
入ってしまってネガティブ状態のドロロ。

これでは、忍者教室どころの話ではなくなりそうだ。



「ケロ!?まずいであります…!

ここでドロロにへそを曲げられた日にゃ、
我輩達の年越しがぁ!!



……というわけでー!ドロロ大先生の忍術の極意!
是非とも御教授願いたいであります!」



モアとケロロ小隊5名は忍者服に着替えて、
ドロロに忍術を教えることとなった。

ドロロはその姿を見て満足そうに大きく頷いた。



「てゆーか、免許皆伝?」



「てゆーか月謝の為であります」



「…虚心坦懐」



何時ものように四字熟語を言っていくモアに
続いて怪しく笑いながら金のためだと自ら言うケロロ。

それに対してギララは真顔で冷淡で四字熟語を言った。



「忍術において大切なこと…
それは…自然と一体になることでござる。

心を無にして気配を消し、
自然の中に溶け込むことこそ忍術の極意」



「ギララそういうの得意そうじゃん?
無が似合う宇宙人ランキング1位の男でありますよ」



「そうなんですか」



腕を頭の後ろに組んで言うケロロの言葉に
ギララは反応して、ケロロの方を向いて言う。



「物は試しでござるよ、ギララ殿」



「…はい、分かりました。やります」

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Irobi(プロフ) - こっこさん» 初コメとご閲覧ありがとうございます!恥ずかしながら自分の執筆にあまり自信の方は無かったのですが、そう言って頂いて光栄に思っています。応援コメントもありがとうございます!これからもご閲覧して頂くと嬉しいです!改めて、ありがとうございます! (2021年8月21日 2時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 初コメ失礼します!作品がとても面白くて読みやすいです!ギララ君のキャラがかわいくて、他のメンバー達との絡みがすごく好きです。更新楽しみにしてます。頑張ってください!(^-^)/ (2021年8月20日 23時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもお祝いコメントありがとうございます!!とても嬉しいです! (2021年8月10日 12時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年8月10日 11時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年8月10日 3時

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