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Episode323 ページ30




「(こ、これは…!デンドロビウム!?)」



ケロロがこたつに入ってパソコンを使って、
ネットサーフィンを楽しんでいる冬樹を見て、
驚きを隠せずにいたのだ。



[何のことだか分からない人も多いと思いますので、
一応説明しておきますと…。


これです!デンドロビウム!!]



ガンプラの上にはとても防御性が高そうな
装備が付けられていた。

ケロロの言っていたデンドロビウムというのは、
このことだったのだ。

こたつにぬくぬくと入っている冬樹を見て、
ガンプラで例えるケロロはやはり流石であった。



「今日は外に出る気がしないんだ。寒いし」



「ガーーン!」



冬樹からプラモ屋へ行くことを断られてしまって、
ケロロは分かりやすくショックを受けている。



「寒さがなんでありますか!子供は風の子であります!」



「勘弁してぇ…!」



こたつから冬樹を引き剥がそうとして来るケロロに、
冬樹は鬱陶しそうに言いながら
こたつの中に入ってしまった。

プラモ屋に全く行く気がない冬樹を見て
ケロロは今度は涙目になっている。

そして、勢いよくこたつが
ケロロの握り拳によって強い力で叩かれた。



「寒いときに敢えて外に出る勇気!逞しさ!

これこそ!若い内に養っておかねば
ならないことではないだろうかぁっ!!


さぁ!だから全国の若者たちよ!町へ出よう!そして…!お団子屋さんへと向かうのだぁっ!!

冬樹殿!受け取ってくれぇ!我輩の熱いメッセージを!」



ケロロが熱く語っていたが、
冬樹はこたつで眠そうにしており、
全くケロロの話を聞いてすらいなかった。



[受取人不在]



「俺の歌を聞けぇっ!」



今度はロックマンへと変わって、エレキギターを
持ちながら冬樹を説得させようとするケロロ。

すると、ケロロの後ろから「諦めなさいよ」と
夏美の声が聞こえてケロロは一声鳴いてから、
後ろを振り返り、夏美の方へ向かった。

夏美も冬樹と同じようにこたつの中で
ゆっくりと過ごしていた。



「この寒空に外に出る根性なんて冬樹には無いわよ。
冬将軍が来てるんだしー」



「冬将軍?それは一体何者でありますか…」



「そっか、知らないんだ」



【冬将軍】という言葉を言う夏美に、
ケロロは聞き慣れていないものであるため、
どういうものか説明を求めていた。

夏美は体制を変えて冬将軍について
軽く説明しようとした。



「この国はね、冬になると冬将軍に侵略されちゃうのよー」

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Irobi(プロフ) - こっこさん» 初コメとご閲覧ありがとうございます!恥ずかしながら自分の執筆にあまり自信の方は無かったのですが、そう言って頂いて光栄に思っています。応援コメントもありがとうございます!これからもご閲覧して頂くと嬉しいです!改めて、ありがとうございます! (2021年8月21日 2時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 初コメ失礼します!作品がとても面白くて読みやすいです!ギララ君のキャラがかわいくて、他のメンバー達との絡みがすごく好きです。更新楽しみにしてます。頑張ってください!(^-^)/ (2021年8月20日 23時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもお祝いコメントありがとうございます!!とても嬉しいです! (2021年8月10日 12時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年8月10日 11時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年8月10日 3時

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