Episode296 ページ3
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体を張ってまでギロロの手伝いというよりかは、
タママの行動に巻き込まれたケロロは
不憫でしかならなかった。
所謂『骨折り損』という奴なのだろう。
＿＿＿＿
【同・制作ルーム】
アニメの制作ルームにケロロ達は侵入に成功する。
電話をしたり書類を持ち出して別の部屋に行ったりなど、
とても大変であることが見て分かる。
タママは冷蔵庫の中を確認したり、
ドロロはトイレを確認。
ギロロは棚を確認して、クルルはパソコンを弄る、
ギララは椅子の上で回転して遊んでいた。
「見つかりませんねぇ…楽にアニメを作る方法」
「こっちにもそれらしきものはない」
「最初から無かったのでは？」
「かもしれない」
探しても簡単にアニメを作る方法が見付からず、
とうとう最初から無かったと考えるようになる。
5人は一斉に机の上にいるケロロを見た。
「っ！そんな筈無いであります！
絶対何処かにあるであります！
楽ちんにアニメを作って…
チューチュー甘い汁を吸う方法がぁ！」
「楽にアニメを作る方法なんて無いよ！」
「っ！？」
いきなり誰かの怒鳴り声が響いて、
ケロロは明らかに体を硬直させて、
6人は怒鳴り声がした部屋へ視線を向ける。
どうやら、隣の部屋からだった。
「はい…」
「すんません…」
ケロロは開かれたドアから覗くと、
男性社員2名が謝っている様子が見えた。
「くだらないことを考えてる暇があったら
手を動かして！良いねぇ！？」
「は、はい！」
赤ペンを回しながら叱る監督に、
ケロロは体を震わせながらもしっかりと敬礼した。
＿＿＿＿＿＿＿＿
「結局、楽にアニメを作る方法など…
無かったということか…」
「そのようでござるな」
夜になり、制作会社に来てもこれといった情報は
手に入らず、現実を思い知ったケロロ小隊。
やはり、現実は思い通りにはいかないのだ。
「『未来は自分自身の力で切り開き、
他人に与えられた未来など意味がない』」
「軍曹さん、それはっ！」
「ゲロロ艦長の予告編の台詞！」
ケロロの言葉に5人は反応をして、
後ろを向いているケロロに視線を向ける。
どうやら、またゲロロ艦長の台詞から取ったらしい。
「我輩、間違っていたであります！
我々の作戦というのは…自分自身の力で成し遂げなければ、
意味のないものであります！」
「軍曹さん…！」
「ケロロ…」
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Irobi(プロフ) - こっこさん» 初コメとご閲覧ありがとうございます！恥ずかしながら自分の執筆にあまり自信の方は無かったのですが、そう言って頂いて光栄に思っています。応援コメントもありがとうございます！これからもご閲覧して頂くと嬉しいです！改めて、ありがとうございます！ (2021年8月21日 2時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 初コメ失礼します！作品がとても面白くて読みやすいです！ギララ君のキャラがかわいくて、他のメンバー達との絡みがすごく好きです。更新楽しみにしてます。頑張ってください！(^-^)/ (2021年8月20日 23時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもお祝いコメントありがとうございます！！とても嬉しいです！ (2021年8月10日 12時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2021年8月10日 11時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2021年8月10日 3時
