Episode295 ページ2
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丸められた紙もどんどん積まれてあった。
ようやく5時間使って描いた結果、
先程描いた絵と変わった様子は無く、
これまた上手いとは言い難い作品になった。
「すまぬ…！俺には…やはり無理だ…っ！」
「えー？」
「ギブアップするなら早くして…」
出来た絵を丸めながらタママとケロロに謝り、
自分に絵を描くことは難しいと考えるギロロ。
タママはケロロに向けての卍固めをやめて、
諦めるギロロに不服そうな声で言った。
ようやく苦しみから開放されたケロロは、
泣き崩れながら倒れていった。
「もっとシンプルなポーズから練習すれば良かったかな」
「ならエネルギー波なんかどうだァ？
見た目派手でアニメ向きだぜェ」
「おおっ！」
「なるほど！」
人物のポーズからまずは一旦置いといて、
慣れるためにクルルかエネルギー波の提案をすると、
ギロロとドロロも納得の声だ。
「いきますよ軍曹さん！！」
「……ケロ？」
「真…空…タママけーん！！」
手にエネルギーを溜め込めたタママは、
ケロロに向けて協力なエネルギー波で攻撃をする。
話を聞いていなかったケロロはなんの事か分からず、
起き上がりながら頭にはクエスチョンマーク。
「ギャァーーーーーッ？！？！」
タママがエネルギー波をケロロに放った事により、
5人の耳にはケロロの断末魔が響き渡り、
外では軽く地震を起こしたのだった。
「ケェロォ…」
服にプリントされたようになったケロロは
そのままゆっくりと落ちていき、
床についた頃には既に気絶していた。
「ケロロくん！？」
「…………」
ドロロは慌てた様子でケロロに駆け寄って、
気絶しているケロロを心配して、
ギララは一応ケロロのところにやって来たが、
鉛筆でケロロの頬を突いていた。
クルルも気絶してしまったケロロの所へ行き、
伸びているケロロを見ていただけだった。
「どうですぅ？」
「もう少しで描けそうなんだが…！」
「轟くん、ポーズお願い！……っていないのか…。
仕方ない。コイツを見て描くか」
女性社員がまた男性社員にポーズを依頼するが、
別の仕事へ行ってしまったのか不在だった。
渋々女性社員が取ったのはデッサン人形であり、
指定のポーズを取らせるために腕や足などを弄っていた。
「何！？人形で良いのかぁ！？」
「みたいだな」
「我輩のやったことは…一体…」
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Irobi(プロフ) - こっこさん» 初コメとご閲覧ありがとうございます！恥ずかしながら自分の執筆にあまり自信の方は無かったのですが、そう言って頂いて光栄に思っています。応援コメントもありがとうございます！これからもご閲覧して頂くと嬉しいです！改めて、ありがとうございます！ (2021年8月21日 2時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 初コメ失礼します！作品がとても面白くて読みやすいです！ギララ君のキャラがかわいくて、他のメンバー達との絡みがすごく好きです。更新楽しみにしてます。頑張ってください！(^-^)/ (2021年8月20日 23時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもお祝いコメントありがとうございます！！とても嬉しいです！ (2021年8月10日 12時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2021年8月10日 11時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2021年8月10日 3時
