そして、彼は考えるのをやめました。6 (ページ47)

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Episode291 ページ47

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「何が言いたい…」

ケロロの言っている事がイマイチ理解が出来ていない
ギロロは不信感を募らせながらもケロロに聞く。

「もしかしたら…。
楽ちんにアニメを作れる方法があるのかも…」

ケロロの発言に4人は驚いた顔をして、
ギララは真顔でケロロを見る。

すると、ケロロは怪しい顔に変わった。

「コイツは調べる必要がありますなぁ…。
ゲロゲロゲロゲロ…」

そう言って笑うケロロであるが、
一体どうやって調べるのだろうか。

＿＿＿＿

【地下秘密基地・音響ルーム】

音響ルームではマイクに向かって
すももが楽しそうに歌を歌っており、

それをモアはヘッドホンを装着して不備がないか聞いていた。

［音響担当、アンゴル=モア］

すももが歌っていると、モアはあることに気付いた。

「歌だけ先に完成しちゃって良いんでしょうか…？
てゆーか、主客転倒？」

疑問に思ってしまったモアは首を傾げて、
それで良いのか考えていた。

そして、モアが考えている内に、
歌は既に終わってしまった。

「どつかれさーん♪」

［どつかれさん！］

＿＿＿＿＿＿＿＿

［念の為に言っておきます！
登場人物や会社には特定のモデルはいませんので
そのつもりで］

ナレーターの言っていることは本当なのだろうか。

そんなことをナレーターが話していると、
バスから降りてきて会社に向かうであろう
ゲロロ艦長の監督が歩いていた。

空の上ではフライングボードに乗って
会社に向かうケロロ小隊6名。

ポスターにはゲロロ艦長が大きく貼られてある。

「あっ！ゲロロ艦長ですぅ！」

「するとここがっ…！」

「アニメ制作会社サンイラズ！
ゲロロ艦長を作っている会社であります」

目的地に辿り着く事が出来た6人。

ケロロとクルル以外の4名は
サンイラズの建物を凝視していた。

「俺の情報網を使えば場所を特定するぐらい訳ねぇぜ。
クックック…」

「何としても楽ちんにアニメを作る方法を探るであります」

楽にアニメを作る方法が果たしてあるのか。
こうして、ケロロ小隊はサンイラズに入る覚悟を決めた。

【同・玄関】

「アンチバリアを…声も隠すモードにして…っと」

兵帽にあるマークを弄りながら
アンチバリアを張って声も聞こえない状態にして、
サンイラズに乗り込むことに成功した6人。

［アンチバリアのおかげでケロロ達の姿も声も
人間たちには分からないのです］

「何処かに必ず秘密があるであります」