■Episode284 ページ40
✿
【ケロロ小隊 アニメでペコポン侵略 であります】
________
[その日、ケロロ小隊はかつてない緊張に包まれていた]
ケロロの部屋では謎の空気が漂う中、
ケロロ小隊6名が目を光らせていた。
「諸君…いよいよこの日…。
この瞬間がやってきたであります。
長かった…あまりに長かった…。
ゲロロ艦長アニメ発表から3ヶ月…。
だが、その辛抱もあと数秒であります」
どうやら、ケロロ達が好きな漫画の
『ゲロロ艦長』のアニメ鑑賞会らしい。
テレビの前でで6人が放送を待っている中、
時計の秒針は動いていた。
そして、電源を付けて録画もして、
いよいよアニメ鑑賞のスタートであった。
「始まったですぅ!」
「うおぉっ!原作の雰囲気出てるじゃーん!」
「フン…くだらんな」
アニメが始まって盛り上がる一同。
ギロロはそう言うが、
ちゃんと見る辺りやはり素直じゃない。
「あぁっ!ゲロロ艦長でござる!」
アニメは進んでいき、テレビの画面には
ゲロロ艦長が大きく映った。
「声のイメージがピッタリだと良いなぁ!」
「…キロロ戦闘班長は出るんだろうな…?」
声優に期待するケロロとギロロが好きであろう
アニメキャラクターの登場を待ち望んでいた。
オープニングが流れてゲロロ艦長の戦闘機が
宇宙に飛行してタイトル『ゲロロ艦長』が出てきた。
いよいよ、本編開始だ。
________
「なあっ!?」
アニメ放送後から日は経ち、
ギロロはケロロの部屋を訪れるとある物を見て驚いていた。
そこには、大量のプラモやポスター、
ゲロロ艦長が来ていた軍服。
グッズ等に囲まれているのは
ギロロ以外のケロロ小隊5名とモアだった。
「何だこれは…どうしてこんなに…
ゲロロ艦長のグッズがあるんだ!?」
「やっぱ買うしかないでしょ!ファンとしては!」
「お前はガンプラ好きだろうが!!」
「ガンプラもゲロロ艦長も好きなんだから
しょうがないでしょー?」
モアと一緒にゲロロ艦長のグッズを
堪能していたケロロであったが、
ギロロと言い合いになってしまう。
果たして、そのお金は何処からやって来たのだろうか。
「ボクは軍曹さんに喜んでもらおうと2個ずつ!」
「俺としちゃぁ、珍しく気を利かせたつもりだったんだが。
クックック」
「…隊長が良いならそれで良い」
「こういうの買うのって昔から僕の役目だったし」
13人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年8月2日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年8月2日 10時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Irobi | 作成日時:2021年8月2日 3時