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Episode268 ページ24




「1…1…1。やったー!1出たー!
宇宙宝くじ1等前後賞が大当たり!絶好調であります!

俺の…番だな…。1回休みですぅ!
それもまた…修行でござる…。クーックックック。

次はギララの番だぜェ」



何と、1人5役やってすごろくをやるケロロと、
クルルの真似をしているケロロに、
ギララはルーレットを回したのだった。



「5…5…5!……2かぁ…。
『ワープに失敗、宇宙迷子になり3回休み』…」



「宇宙迷子…」



「迷子……こんなことしてる場合じゃないであります…」



『迷子』という単語で反応するケロロとギララ。

やっと自分のやっていることが無駄だと考え、
2人はすごろくを終わりにしたのだった。





「…………」



そんな中夏美は空を飛びながら、
必死にケロロとギララの姿を探していく。

冬樹から居場所を伝えられ、
そこへ猛スピードで向かって行った。




中年の男性がコーヒーを買っている隙を見て、
トラックに乗り込もうとするケロロ。

ケロロが乗ったのを確認して、
ギララは楽々とジャンプして中へ入っていった。



「今度こそ…絶対であります…。
ギララと一緒に帰るためにも…」



「…………」



ケロロが身を潜めて言うと、
ギララは真顔でケロロの事を見詰める。

何故ケロロを見詰めたのかは不明だが。

そんなことを話していると、荷台のドアが閉まって、
鍵が『カチャ』と音を立てて閉まってしまう。


そのままトラックは走り出したのだった。





「あそこね!」


ケロロとギララがモジャラン星人と
会った場所へと移動して来た夏美。

しかし、着いたものは良かったのだが、
肝心の二人が何処にも居ない。



「ボケガエルー!ギララー!迎えに来たわよー!
…………居ないじゃない!」



すると、近くでカエルの鳴き声が聞こえ、
夏美は草原にいるカエルを見詰めて、
「本物…」と呟く。

しかし、本物のカエルの先を見ると、
ソーサーの一部が漏れていた燃料。



「これってソーサーの…。
やっぱあの二人ここにいたんだ…。

…何でジッとしてないのよー!
何処行っちゃったのよー!馬鹿ー!!」



夏美が二人に向けて山の奥で叫ぶが、
やはり反応はなし。



「ボケガエル…ギララ…」



〈反応あり〉



「え?」



〈ケロロ軍曹とギララ上等兵、50キロ以内で察知〉



探査レーダーが急に反応して、
一瞬のことで戸惑う夏美であったが、
2人の居場所を知る。

それを聞いた夏美は脂汗をかいていた。

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Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年8月2日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年8月2日 10時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年8月2日 3時

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